1FTUのステロイドって何グラム?量や塗り方に迷わないために

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フィンガーチップユニットって結局どのくらいなの?って塗る量や面積がイマイチ釈然としないので調べました。ステロイド軟膏を主とした皮膚科の外用剤の使用量の目安として使われるので、ちゃんと知っておきたいところです。

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1FTU (1フィンガーチップユニット)って何グラム?

FTUは Finger Tip Unit の略です。 フィンガーチップユニットと読みます。
1フィンガーチップユニットは、約0.5グラムです。

ステロイド軟膏やクリームで言うと、
第 2 指(人差し指)の先端から第 1 関節部までの長さ分で
口径 5 mm のチューブから押し出された量(約 0.5 g)を想定しています。

皮膚科のアトピー性皮膚炎治療ガイドラインにおいて定義されています。

 

ftuは軟膏チューブの口径によって変わる!

フィンガーチップユニットという概念が日本に入ってきたときには、海外とのチューブの大きさや口径が異なることから、一体何グラムになるのか?というのが却ってわかりにくく、患者でも医師でもいろいろと話が出たようですが、2016年度のガイドライン改訂(最新)ので、チューブの口径とグラム数、手のひらの面積の基準が明記されました。

 

でも、実際日本でよく出されるのは5gチューブで、この場合1FTUは0.2g程度、10gチューブでは0.3g程度です。
1FTU=0.5gになるのは25gぐらいの大きなチューブとなります。

 

例えば、私が最後にお世話になったステロイド軟膏である、マイザー軟膏は、5g、10g、30g、100g、500gと容量が5種類あるそうですが、私は5gしか見たことがありません。

とにかく、フィンガーチップユニットで塗る量を指定された場合は、何グラムのチューブで処方されるのかを併せて確認し、量に間違いがないかどうか確認は必要ですね。たまにお医者さんが処方箋に曖昧な書き方することもあるらしいですから。もしお医者さんから説明がないなら、薬をもらう薬剤師さんに相談してください。医師に確認とってくれますので。

 

1ftuのステロイドを塗る面積は?

面積で言うと、イギリス人成人の手のひら換算で 2 枚分とされており、成人の体表面積のおよそ 2% に対する適量と定義されております。

いつも5gのチューブでもらっていたのでこれで換算すると、体の面積の2%に対してこのチューブの量だと10回分ですね。体の面積の2%というのがまたわかりにくい・・・。これは手のひら換算のほうがわかり良いかな?
でも、手の面積が小さい人と大きい人だと、結構差が出ると思います。イギリス人の手のひらって大きいのかな?

 

ftuの量を具体的に

ということで、もう少しわかりやすく、FTU換算の目安量の表があります。

FTU(http://www.maruho.co.jp/kanja/atopic/external/より引用)

一番良く出ている5gのチューブで言えば、全身の場合は1回につき4本ちょっと使用するってことですね。

グラムで換算したほうが、全体的に使用する量のイメージがつきやすいかも。
もらったステロイドのチューブを見て、何グラム入りかを確認し、1FTU=0.5gで割り算します。
FTUで何回分かを確認し、表を見て症状の出ている部位にどれだけ必要か見る感じですかね。

それでも、使いにくさは否めない気が・・・。

 

関節部分だけに出ている場合とか、顔の一部だけに使用する場合は、1FTUに満たない面積になり、結局目分量で使うことになる気がします・・・。この場合も医師から説明があってしかるべきだと個人的には思いますので、しっかり患者側からも確認をすればいいと思います。

 

プロトピックでもFTUは同じ?保湿剤は?

プロトピックの場合は、1回に塗る量の上限が決められています。
成人の場合は、0.1%を1日1~2回、1回5gが上限までとなっています。

プロトピックの場合は今のところ5gのチューブしか出ていないようです。
このチューブの規格でいくと、1cm分出せば、約0.1g。
目安としては、0.1gで10cm四方の面積に塗ることが基本になると、メーカーのホームページに記載がありました。

1FTUは0.5gなのでチューブから5cmぐらい出した量になりますね。

ステロイドとは違ってきますので注意が必要ですね。皮膚の状態にもよるはずなので、医師にきっちり確認してください。
保湿剤はステロイドと同じFTUの考え方をそのまま使えます。
ヒルドイド軟膏などは全く同じでいいはずです。ヒルドイドソフト軟膏25gのチューブなら1FTUでほぼ0.5gとなります。
ローションの場合は、1円玉大(直径2mm)の量が1FTUと同等の量とされているので、手のひらに出して確認してみてください。

 

ステロイド治療でフィンガーチップユニットを使う意味

薬の量は、特に塗り薬は、「適量」というのを定義するのが難しいので、どこかで医師や患者の目線合わせとして何かの単位で規定する必要がはある。そのために持ち込まれた指標であると思われます。

 

ですが、それが英国成人の指先関節一つ分や手のひら2枚分というのは、逆に曖昧な換算方法だなあという感じは否めません。
患者さんの手でわかりやすくしたつもりなのかもしれないのですが、それにしても曖昧すぎて、誤差が出過ぎる気がします。イギリス人より手は小さければ、塗り過ぎにはならないでしょうけどね。

 

これまでステロイド軟膏を使っていた人が、始めてフィンガーチップユニットの量でステロイドの使用指示を受けた場合、たいていは、「量が多い!」と感じてビビってしまうことでしょう。私もこうして計算したらびっくりしました。
これが皮膚科の言う、最初に必要十分な量を塗るという話だとしたら、かなりこれまでの認識とは違ってくるなぁ。
昔ステロイド使っていたときには、もっと薄く塗るように言われた気がします。

皮膚科学会側は、ステロイドの副作用を恐れて、規定量より少なくしか塗らず、本来のステロイドの効果をしっかり出すことができないケースがあるとして、こういった基準を設け、しっかり塗るように指導する意図もあるようです。

 

あくまで多めに塗るよう誘導するためのひとつの目安で、正確な量を塗ることが目的ではないという医師もいます。

 

患者側としては、怖いなら、その点も、医師にしっかり伝えたほうがいいと思います。そこでちゃんと納得いく答えを一緒に出したほうが治療に専念できると思います。まあ、一回ステロイドが効かなくなって、リバウンド起こした人は普通に怖いよね。

 

あと、FTUはあくまで「目安」として使用する単位という位置づけです。
最終的な使用量は個別に医師に確認する必要があります。

 

実際には全身にステロイドを塗る場合は、さっき出した表の量よりも少ない量でも効き目が出るとして減らす場合もあるようですし、最終判断は医師の見立てによってきます。

実際にはFTUで換算した量以下でも、ステロイドの効果を出すことができるという報告もありますし、医師によってはこのフィンガーチップユニット自体使わないケースもあります。

 

結局、どのくらいの量を、どのくらいの面積に、どれくらいの頻度で塗ればいいのかを、しっかり医師と確認をとることが治療において大切なはずなので、その点を忘れないようにしたいもんです。

 

おわりに・まとめ

FTU フィンガーチップユニットは、 アトピーにおけるステロイド軟膏の使用量と範囲を、医師と患者の間で目線合わせをするためだけのツールに過ぎません。ちょっと曖昧な基準であることは否めませんが・・・。

 

最終的には、どのくらいの量のステロイドを塗るのが適切なのかを医師としっかりコミュニケーションすることが大切です。「はい、これ塗っておいて」ぐらいしか言わない医師には使用法をきちんと確認すること。話にならない医師ならかかりつけ医を変更することも必要ですね。

 

私はステロイドをフィンガーチップユニットで処方してもらったことはないです。この方法が広まる前にステロイドは止めて症状もおさまってしまったから。

ステロイドは期間を決めて、くれぐれも長期連用にならないように気をつけて使いながら、悪化因子を特定して体質改善に努めるのが症状再燃を防ぐ本当の治療だと思います。

 

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tきらり

きらり です。

小さい頃からずっとアトピー。大人になっても悪化の一途。

いわゆる全身ステロイドリバウンドも経験しましたが、働きながら完治させました。もう長らく、ステロイドは使っていません。


その実体験を元に、良かったこと、悪かったことを、知っておくとよいことを、みなさんにシェアしたいと思います。


ちなみに、ステロイド完全否定派ではありません。ステロイド治療も代替医療も両方の良いとこどりで、いかに私生活と治療を両立させるかがモットー。人生の中心は病気の治療じゃないよね。やりたいこと楽しむためのものだよね。

こうして公開することは想定していなかったので、全身ボロボロの時の写真は残っていないけど、ラストスパートの時はこんな感じ。


ダラダラとステロイド付けていた部分は頑固だったなぁ・・・
アトピー完治


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