
アトピーの方向け布団のダニ対策のまとめです。アトピーでダニがアレルゲン(IgE陽性)である人もそうでない人も、ダニの対策はしておいたほうがいいです。ダニ退治方法、布団の掃除や丸洗いなど、で対策しましょう。
もくじ
アトピーなら布団のダニ対策は必須
アトピーだと布団に夜入るとかゆくなると思います。体が温まり、副交感神経優位になることでかゆみが出るのが大半ですが、布団のダニが原因と言うこともあり得ます。
布団はダニが多く住みつきやすいアイテムです。
まず、IgEの検査でダニやハウスダストが陽性と出ている人は、布団のダニ対策は必須になります。アレルゲンを除去すれば症状が軽くなる可能性があります。ダニ対策をしても良くならないなら、他の原因も大きいということでしょう。
ダニがアレルゲンではなければ、別にダニ対策しなくてよいという人も(お医者さん)もいるかもしれないですが、優先順位は低くなるにせよ、対策したほうが良いかと思います。
なぜならダニは人間の皮膚の粉(フケ、落屑)を餌にして繁殖するから。
アトピーだとどうしても皮膚からぽろぽろ角質が落ちてしまいます。普通の家よりもダニが繁殖しやすい環境にあるといえます。
ダニ対策を怠っていると、ダニが大繁殖してしまい、後発でダニがアレルゲンになることもあるんです。
つまり、アトピーの原因ではなかったダニを、新たに体がアレルギーの原因としてインプットしてしまうことがあるってこと。
アトピー患者の布団はダニの温床になりやすいです。(涙)
ダニ掃除は大切なのです。
アトピーで布団が余計に湿気る?
湿気が多いとダニは繁殖しやすいので、布団を干して乾燥させるのがダニ対策には一番です。
ですが・・・ステロイドリバウンド中で浸出液がよく出る人、布団から湿気がぬけなくて、なんだかしっとりしてませんか?
傷がジュクジュクして熱を持っていると、水分蒸発もしているようです。
私の場合なんですが、余りに皮膚の掻き壊しがひどいと、パジャマがじっとり濡れてしまうくらい体液が出てました。そうすると布団もなんだかしっとり・・・。
あと、アトピーと同時に寝汗がひどくなっている人もいますよね。
アトピーではなくても、人間は一晩でコップ一杯分の汗をかくと言います。
それをすべて布団が吸いとっています。
自然に乾燥してくれればいいのですが、乾燥しきれなければ、布団の中に湿気がこもってしまいます。
皮膚から出る皮脂は布団内部にも入っていきます。シーツやカバーを定期的に洗っていても、汗や皮脂は織り目を通して浸透していき、ふとんの中綿までじわじわ汚していきます。
アトピーの浸出液も、血液も同様です。
なかなか内部の湿気が抜けなくなっていることも多いです。
・夏寝ていてムシムシする。
・冬すぐに温まらない
・ふとんを持ち上げたりすると、しっとりと重く感じるようになってきた
・天日干しをしてすっきり軽くならない
布団にがこんな風になってきたら、布団の中に湿気がたまって抜けなくなってきているサインです。
布団の中に湿気がたまると、ダニが繁殖しやすくなってきます。
特に、アトピーだと経験ある人が多いと思うのですが、夜中に掻きむしった皮膚の粉が大量に布団に落ちていたりします。
私もピーク時には片手に一杯の皮膚の落屑がありました。皮膚を引っ掻いて剥がさないと寝れないような感じでしたね・・・。
この落ちた皮膚の粉を食べてダニは繁殖しますから、もし布団の湿気が多ければ、皮肉なことにダニにとっては最高の環境を与えることになってしまいます。
布団は、寝ている間中ずっと触れているものなので、睡眠中のかゆみにも影響します。枕共々、きれいにしておくのは大切です。
布団乾燥だけではダニ対策にはならない?
基本は布団を外に干し、布団の裏も表もしっかり紫外線に当て、乾燥させます。叩くと乾燥したダニの粉が細かくなって舞い上がり、再付着するので布団を丁寧に払うようにします。
これが毎日~数日に一回出きれば理想ですが、働いていて家族の手も借りられないとなると大変です。休みの日に干そうとしてもその日に限って雨が降ることもありますし、せっかくの休日を布団干しのために家にいるって、侘しいです・・・。
春になれば逆に、外は花粉や黄砂、PM2.5の飛散で、布団が汚れてしまうので、迂闊に布団も干せない状況です。
さらに残念なことに、天日干では布団の表面温度は高くなっても内部はそれほど高くなりません。
布団表面からダニが内部へ逃げて行って、あまり効果がないという話です・・・。確かに湿気は減りますが、実は湿度が減ってもダニの動きがとまるだけで、死には至らないと言う事実。
だからこそ天日干しは回数勝負なんですわ・・・。
ダニは湿度60%以下にすれば動きを止めることができます。
温度が50度あればダニは20分ほど死にます。
温度60度あれば即死させることも可能です。
なので、確実な方法は布団乾燥機を使って、高温で布団を乾燥させるのが良いです。
布団乾燥機で、ダニ退治モードがついているものがあるので、利用するといいですよね。
乾燥機には1時間以上かける必要があります。一般的には3か月程度に1回でいいと言われますが、アトピーだとどうしても汚れも湿気も多くなるので、月1回から2週間に1回はやってみるとかなりいい感じです。
乾燥機にかけた後は、必ず布団の両面に掃除機をかけます。
アレルギーの原因になるのは、生きたダニではなく、ダニの糞、卵、ダニの死骸です。
これらを掃除機で徹底的に吸込みます。
このときに使うのは、レイコップなどの布団クリーナーではなく、通常の掃除機に布団用のヘッドをつけた物です。
実は布団専用のクリーナーは、通常の掃除機よりも吸引力が劣ります。
普通の掃除機で吸引力を最強にして、ガンガン ダニの死骸を吸い取ります。
生きているダニは、爪が布団の繊維に引っかかって吸い込めないことが多いのですが、乾燥機にかけた後の死骸なら掃除機でもきれいに取れるんですねー。
定期的にがっつり乾燥機で対策をしておけば、そんなに毎日布団を干さなくてもダニ繁殖にも歯止めがかかりますから、時間を取って徹底的にやりたいところです。
布団乾燥機がない場合は?
布団乾燥機は一台買っておきたいのですが、もしない場合で、すぐにダニ対策したい場合は、コインランドリーの高温乾燥器がお勧めです。コインランドリーの高温乾燥機はだいたい80~120度。そのため確実にダニを死滅させることが可能です。
持っていくのが大変ですが、家の近くにあれば利用するのもいいかも。
http://www.coin-laundry-search.com/
こちらで検索できます。
乾燥機にかけたら、家に持って帰って掃除機がけを忘れずにしましょう。
アトピーに布団クリーナーは必要か?
さて、布団クリーナーの話が出ました。
レイコップを筆頭に、パナソニック、アイリスオーヤマの布団掃除機、アトケア、・・・、といろいろ最近は選択肢も豊富ですよね。
布団専用クリーナーは、掃除機の機能にプラスして、紫外線照射機能や、回転ブラシ、振動プレートによる布団叩き機能などがついているものです。
布団クリーナーの効果は本当か
布団クリーナーの効果が本当かどうか、という議論が最近良く出てきています。
なんでも、UV照射ではダニは死なないという点で炎上したみたいです。
ダニに紫外線だけを、天日と同じ6時間当て続けてみても、ダニは死なないという実験結果があり、よくよくレイコップの広告を見ても、ダニを殺すとは書かれていないという・・・。でもテレビではダニ駆除ができそうな印象の宣伝やショッピング番組が多かったのが原因のようです。
ダニは暗いところが好きなので、布団の奥に隠れて表面には出てこないし、布団専用のクリーナーは小型であるため吸引力が低いので、吸い出す効果も実は少ないとか。
加えて生きているダニは足を繊維に絡めて掃除機の吸引に耐えるらしく、吸い込みの実験をしたテレビ番組ではほとんど吸いこめていなかったそうですね。
布団クリーナーの本当の意味
じゃあ、布団クリーナーが意味がないかと言えば、そうでもないんですよね。
UV照射機能は、ダニは死なないですが、殺菌効果はあるわけです。そこは本当は日光にあてるだけで(つまり布団天日干し)いいという話なのですが、黄砂だの花粉だの化学物質が飛んでいる昨今では、外に布団を出すのも気が引けるという方も多く、室内で同じことができないかという趣旨でつけられた機能なわけです。
吸引力については、某布団クリーナーメーカーと、サイクロン掃除機メーカーの比較CMで、実は吸引力が劣ると言われますが、それはメーカーによって実力の差があります。吸引力がわりとあるメーカー機種もあるので、選ぶときには注意ですね。
布団クリーナーに期待できるのは、メインは紫外線による除菌効果です。
ダニについては、駆除ではなく、布団表面の浅い部分のダニの死骸や糞などのハウスダスト除去です。こまめに掃除することが前提なのです。
そう考えれば、買う必要があるかどうか、見極めることができると思います。
(ちなみに私は布団専用クリーナーを持っています。)
アトピーダニ対策は布団の掃除機がけが大切
結論、ダニ対策には、布団をしっかり高温で乾燥させた上で、吸引力が高い掃除機に布団専用ヘッドをつけて掃除機がけをしっかり行うのがベストだと私は考えています。
吸引の力がしっかりしていて、排気がクリーンで(吸いこんだ塵を外へ出さない)手入れが簡単な掃除機があったほうが良いですね。
アトピーだからこそ利用したい布団の丸洗いサービス
定期的に乾燥機にかけて掃除をしていても、どうしても布団自体が汚れてしまいます。
汗の99%は水分ですが、残りは塩分を主体としたミネラル分。それらが布団カバーやシーツを通り越して布団にしみこみ、中綿(羽毛)に残ってしまいます。布団屋さんの話によると、塩分やミネラルが残ると、湿気を布団の中にため込みやすくなるそうですね。空気の含みが悪くなるのが原因とか。
あと、浸出液や血液の付着があると、シーツを通って布団にまで染みができることもありますので、できるだけ厚い目のタオルを敷いて、掛け布団カバーもこまめに変えても、布団自体が汚れることも多いです。
できれば年に1回は、布団丸洗いのサービスを使うといいです。
私も頼んでいます。放置してしまった血液の染みはさすがに取りきれない場合があるんですが、布団表面もきれいだし、ふっくら軽くなって帰ってくるので気持ちいいです。
ダニの死骸や糞などのハウスダストはきれいに除去してくれます。
ついでに、高温乾燥をしてくれる業者さんであれば、ダニ対策には最高ですね。
アトピー向けの布団で洗えるやつってどう?
そう言えば、通販で自宅で丸洗いできる布団を見かけました。洗濯機で洗えるそうです。
これなら清潔を維持しやすいかな、とも思いました。
ただし、ダニ対策についてだけ言えば、丸洗いした場合でも、生きているダニを殺すことはできません。ダニは水に丸一日つけていても死にません。丸洗いして死骸や糞や卵は落とせますが、生きているダニは死滅できないんです。
丸洗いの手間と洗ったあとの乾燥を考えると結構手間ですので、家族が手伝ってくれない忙しい人には不向きかもです。
洗ったとしても布団乾燥機などで高温乾燥と掃除機がけは必須になりますね。しっかり乾かすためには布団を広げて干す必要がありますので、そういうスペースが家にあればいいんじゃないでしょうか。
私は持っていないです。
補足:布団以外のアイテムのダニも一緒に対策を!
補足です。
ダニの対策は、布団だけではなく、毛布やマットレスも同じように対策しましょう。布団だけダニ対策しても、他のアイテムがダニだらけだったら、なかなか改善しないこともあります。
・毛布
・電気毛布・電気カーペット
・マットレス
・布張りのソファー
・座布団・クッション
・ひざかけ
・衣類(ウールやファー、厚手のコートなど要注意)
これらにもダニは住み着いています。掃除機をかけたり、アイロンのスチームを利用して、一度徹底的にダニ対策してみてください。
おわりに・まとめ
・ダニを死滅させるには高温・乾燥
・死滅させたダニは掃除機でしっかり吸い取ること
・布団クリーナーの効果はUV(紫外線)による除菌でダニ駆除ではない
・年に一度は布団の丸洗いを!
単純に清潔な布団で寝られるのは気分がいいもんです。かゆみのストレスはあるけれど、精神衛生上もいい気がします。ダニを大量発生させてアトピー、アレルギーを悪化させないようにしたいですね。