アトピーへの岩盤浴の効果は?汗で悪化しない?頻度は?

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アトピーに岩盤浴がいいと言われることがありますが、本当でしょうか?逆に汗をかくと悪化すると感じる人もいるようですし、頻度はどのくらい入れば効果的なの?というのも気になるところです。私もよく利用していたので、その辺のことを詳しくお話できればと思います。

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アトピーへの岩盤浴の効果は?メリットは?

アトピーが岩盤浴で良くなるという話を聞きます。
岩盤浴の何がアトピーに効果的なのかをちょっとまとめてみたいと思います。

 

毒素をデトックス?毒素って何?

よく岩盤浴の広告で謳われているのは、デトックス効果です。
「体内の毒素を大量の汗で出して・・・」なんてよく言われていますが、この毒素とは何でしょうか。

ズバリ、岩盤浴の汗で排出できるのは、
・有害金属(水銀、カドミウム、鉛、ヒ素、ニッケル、アルミニウムなど)
・ダイオキシン
といった、人間が体外から取り入れてしまう有害物質です。

 

ちなみに、体内の有害物質は、
・75%は便から
・20%は尿から
・3%は汗から
・2%は毛髪と爪から
排出されます。

汗からは全体の3%程度なんですね。

 

しかし、
有害金属は水にとけにくく、脂肪(皮脂)と結びついて体内に蓄積される傾向があります。その皮脂が、岩盤浴で有効に皮脂腺から排出されるようになるのです。

 

毒素と言えば、他にもいわゆる、体内でできる老廃物があります。
尿素、尿酸、アンモニア、乳酸などの代謝物。
腸内で発生するインドール、スカトール、硫化水素などの成分。

これら体内の老廃物を排泄する役割は、主に腎臓にあります。汗には腎臓のような大きな排泄作用は元々備わっていないため、汗は尿のように大量に老廃物を排泄しているわけではありません。

 

 

 

体を芯から温めて代謝と排泄効果を高める

では、体内の毒素は、汗では効果的に出せないと言うことでしょうか?

・・・と言うことではなく、体を芯から温めることで代謝を上げ、腎臓からの老廃物排出効果も高めることができるのが岩盤浴のもう一つの効果です。

 

代謝力が高まると血行がよくなります。全身の血液は1日平均50回以上も腎臓を通って、そのつど老廃物を排泄しています。
代謝が悪い人は、血行が悪く、血液が腎臓を通り老廃物をろ過する回数が非常に少なくなっています。
つまり老廃物の排泄機能も低下しているということです。

 

岩盤浴に行くことで、代謝を上げ、腎臓からの老廃物排泄を促進することができるようになるんですね。(そのため水分補給はしっかりと!)

また、特に体のなかで最も代謝が盛んな「肝臓」を暖め、機能を高めてくれます。
肝臓は化学物質の解毒を担う臓器ですから、デトックス効果がたかまることになります。

体が均一に温まると、自律神経や免疫・ホルモン系が働きやすくもなります。するとますます全身の代謝が活発になっていきます。

 

ステロイドが排出できるというのは本当か

免疫についての著書で有名になった、新潟大学の安保徹先生によると、
アトピー性皮膚炎でステロイド(内服・外用)をつかった人は酸化コレステロール蓄積型皮膚炎になり、それがアトピーをこじらせてしまうとのことです。

 

一般的な皮膚科医の常識では、ステロイドが皮膚に蓄積することはなく、役目を終えたステロイドは、血中に溶け込み、腎臓から排泄されるとしています。

ですが、安保先生によると、ステロイドはコレステロール基となっており、炎症抑制し役目を終えたコレステロール(酸化コレステロール)は身体に蓄積する、ということになるのだそうです。酸化コレステロールは体内で炎症を起こすし、体液となって体外に排泄されることがあるとのこと。

コレステロールは脂質です。皮膚に蓄積した酸化コレステロールを体外に排泄するには、運動や岩盤浴、サウナなどで、皮脂線からの汗を積極的にかくことが効果的とされています。

 

と言うことで、標準治療(ステロイド主体)をされる皮膚科の先生に聞けば、絶対に否定されてしまいますが、お医者さんによっては、酸化ステロイドの排泄には皮脂線の汗で出すことが可能と言われる方もいます。

 

汗腺と皮脂線を鍛える

アトピーの人は、そもそも汗をのが苦手な人も多いようです。
汗腺は使わないと、機能することを休んでしまいます。そうすると、いざ体温が上がってもすぐに汗をかくことができません。
汗をかいても、ミネラルを含んだベタベタした汗しかかけないことも多いです。

 

汗腺から出る汗は、血液の血漿を減量として水分を体外に出しているものなのですが、純粋に水分だけを外へ出すことができず、血漿のミネラル成分も一緒に出して、再吸収を行っています。
再吸収の際に、全てのミネラルを元の血液に戻すことができず、少量のナトリウムやカリウムなどのミネラルや、乳酸などの老廃物も、一緒に汗に含まれて出てきます。

 

良い汗は、ミネラルの再吸収がしっかりできるので、サラサラした汗です。
悪い汗は、ミネラルの再吸収が悪く、ベタベタした汗です。

 

このベタベタした汗は、汗腺でのミネラル再吸収が未熟なため、ミネラルを多く含みます。ミネラルの多い汗は皮膚表面のphをアルカリ性に傾けるため、本来弱酸性でたもたれている健康な肌より、雑菌が繁殖しやすく感染に弱い肌になっています。

 

岩盤浴に行くと、効率よく体を温めることができ、サラサラした汗と皮脂線の汗をたくさん出すことができるように、汗腺と皮脂線を鍛えることができます。

特に岩盤浴にはマイナスイオン効果もあり、皮脂腺の詰まりを改善するほか、皮脂の酸化を防ぐ効果も期待できるとされています。遠赤外線の効果で皮脂を効率よく皮膚へと出していくことが可能になります。

岩盤浴で汗腺の機能を復活させ、速やかにサラサラの汗をかけるようにすると、アトピー肌のphも整います。

 

 

皮脂線の汗は潤いを増やす

皮脂線の汗は、皮膚の表面で汗とまじりあって、天然のクリームとなって肌を守ってくれるようになります。
ガサガサのアトピー肌には、皮脂の分泌が足りていません。
岩盤浴に行くことで、皮脂分泌を高めることができるようになります。皮膚温が4℃上がると、皮脂量は2倍になるといわれています。

皮膚の温度を上げれば、皮膚の分泌量は間違いなく増えます。皮脂不足の肌にとっては皮脂温を上げる岩盤浴はもってこいなのです。

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このように、岩盤浴ではアトピー肌の人にとってもいろいろとメリットがあります。

 

岩盤浴したら汗でアトピーのかゆみが増すのでは?

アトピーだと、汗をかくと肌が痒くなるので、できるだけ汗をかかないようにしてきたという人も多いでしょう。

体が温まると、毛細血管が拡張し、かゆみが増加することは周知の事実。
あと、汗の出始めにかゆみが出る人もいますよね。
岩盤浴でも、同じようなことが起こりえます。

 

ですが、岩盤浴の遠赤外線は、入って数分で、速やかに全身を均一に温めます。
皮膚の表面はむしろ少し熱いぐらいに感じます。

お風呂や夏の暑さでじわじわと熱くなるのとは、感覚が違います。

 

私の個人的な感想ですが、
夏の暑さで汗をかくのと比べると、岩盤浴の汗の出方、かゆみは、マシだと思います。
汗をかくのが苦手だったので、初めて岩盤浴に入った時には、やっぱり体が温まって汗が噴き出るまではかゆみが出て、どうしても引っ掻いてしまいましたが、そのあと汗をかいてしまえば峠を越えて、かゆみはマシになっていきます。

 

何度か岩盤浴に通うと、汗をかくスピードも速くなり、体の温まり方も速やかになり、かゆみもちょっと和らぎます。

 

かゆみは出ないわけじゃないですが、指でさすっていればなんとかなるレベル。
汗がかけるようになると、皮膚表面の分厚いガサガサ肌が柔らかくなり、特に冬場は楽になりますした。

冷えのぼせがあったのですが、汗をかいて体温調整が上手くなり、下半身の冷えが解消された結果改善しました。
汗のかゆみを恐れずに入る価値はあると思います。

 

アトピーが岩盤浴でかえって悪化する?

さて、岩盤浴でアトピーが悪化することがある点(デメリット)もお伝えしておきたいと思います。
悪化、といっても、ちゃんと対策をしておけば問題はないです。
私は何も知らず、失敗した経験がありますので・・・。その辺の民間療法のブログではあまり触れられていないので、気をつけていただければと思います。

 

ベタベタの汗に注意

先ほどもお話した、汗の質についてです。

アトピーの人は、汗腺が休眠しており、汗が出た時のミネラルの再吸収が未熟です。そのため皮膚のphをアルカリ性にしてしまい、菌の繁殖しやすい肌になるリスクがあります。

皮脂線からの皮脂についても、酸化コレステロールが排出されたり、重金属のデトックスがあったりと、汗自体が汚れている確立が高いのです。

 

岩盤浴に行くと、岩盤浴後の汗は洗い流さなくてもいいですよ~と勧められることが多いです。
乾いたタオルで拭くだけでいいと言われます。
良い汗はサラサラして皮脂で肌がしっとりするからと言われるのですが・・・。
アトピーの症状が出ている部分に関しては、岩盤浴を始めてすぐは、良い汗がかけず、拭くだけだと後からかゆみが出ることがあります。

その場合は、濡れたおしぼりで拭くとか、シャワーを浴びるほうが良い場合もあります。
シャワーはぬるめ、38度ぐらい、もしくは夏なら水でもいいかもしれません。
皮脂を洗い流し過ぎず、汗はしっかり洗い流すことで、かゆみを軽減できることがあります。

そのうち良い汗がかけるようになれば、肌も改善するでしょうし、かゆみも緩和されてきます。
個人差もあると思いますので、最初は様子をみてください。

 

ミネラル不足注意

汗の中には、老廃物だけでなく血漿の大切なミネラルも一緒にでてしまいます。悪いベタベタ汗だったら特にそうです。
岩盤浴はサラサラの良い汗がかけるというのがメリットですが、アトピーで汗腺が鈍くなっていると、最初は岩盤浴をもってしても、ベタベタ汗しかかけない場合もあります。また、サラサラの汗でも大量にかけば、ミネラルは不足します。

 

なので、頻繁に岩盤浴に行く場合には、ミネラル不足に注意してください。
大量発汗の後は、水分と共に塩分補給も忘れずにしましょう。
併せて、マルチミネラルのサプリメントをとることもお勧めします。
ただでさえ、アトピーの場合はミネラル不足に陥っていることが多いです。
そこへ発汗で微量ミネラルも毎日のように喪失してしまうと、肌の回復が遅れてしまう可能性があります。

 

これも私の経験ですが・・・。サウナや岩盤浴に行くたびに、なぜか元気がなくなっていったんですよね・・・。だるい・・・。
で、いろいろ思い当たることや書籍を読み漁って、これって熱中症対策みたいにミネラル不足なんじゃぁ?と。
そこから積極的に天然塩とミネラルサプリメントをとり始めたら、だるさが改善し、傷の治りも早くなりました。

人にもよると思いますが、注意したほうがいいと思います。

 

アトピーさんは岩盤浴の頻度も考慮しましょう

岩盤浴、どのくらいの頻度でいけばいいのでしょうか。

明確な決まりってありません。
ただ、岩盤浴はけっこう体力を消耗します。温泉に入った時の湯あたりみたいな、のぼせに近い感じが出ることもあります。
治療効果を高めるために、頻繁に通いたくなるかもしれませんが、毎日はしんどいかもしれませんね。
汗はデトックス効果もありますが、最初はミネラルを失うこともあるかもしれません。浸出液が出ている人は、出る体液の量も多くなりますので、たんぱく質も多く出ていくこともあり、消耗は激しくなります。
ご自身の症状や体調、体力と相談しながら決めることが大切です。

大まかな目安ですが、まずは週に1回から初めて、最大でも週に2~3回が適当なところかと思われます。

無理しないように、しんどいと思ったらお休みしてくださいね。

 

おわりに・まとめ

・岩盤浴のメリットは、有害金属排出、腎臓肝臓での老廃物処理向、全身の代謝向上、。
・汗腺を鍛えて、良い汗がかけるようになる
・体が温まる時点でかゆみが増すのは仕方ないけど、改善してくれば楽になる
・通い始めは汗の処理に気をつけて。悪い汗だとかゆみが出るかも。
・デメリットはミネラル喪失

岩盤浴の利用し始めは良い汗がかけずにかゆみを感じることが多いかもしれませんが、代謝を上げ、デトックスを促進し、汗腺と皮脂線を鍛えるメリットを考えると、とりいれる価値があるので、私は利用していました。ご参考になさってください。

 

 

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tきらり

きらり です。

小さい頃からずっとアトピー。大人になっても悪化の一途。

いわゆる全身ステロイドリバウンドも経験しましたが、働きながら完治させました。もう長らく、ステロイドは使っていません。


その実体験を元に、良かったこと、悪かったことを、知っておくとよいことを、みなさんにシェアしたいと思います。


ちなみに、ステロイド完全否定派ではありません。ステロイド治療も代替医療も両方の良いとこどりで、いかに私生活と治療を両立させるかがモットー。人生の中心は病気の治療じゃないよね。やりたいこと楽しむためのものだよね。

こうして公開することは想定していなかったので、全身ボロボロの時の写真は残っていないけど、ラストスパートの時はこんな感じ。


ダラダラとステロイド付けていた部分は頑固だったなぁ・・・
アトピー完治


今日も仕事から帰って、せっせとブログ更新してます。ときどき見に来てください。


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