夏場のアトピーの汗対策!汗疹で悪化する炎症・かゆみを防ぐ私のケア方法

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夏場に汗をかくと悪化するアトピー。通勤や外回りの営業の時はかゆみで気が狂いそうになります。かゆみを抑えて快適に日中を過ごすために、私がやってきた対処法をご紹介します。

夏場のアトピーは汗でかゆくなるから厄介

夏に汗で悪化するアトピー。私もそうでした。汗かくと炎症もかゆみもひどくなってしまいます。
そうはいっても、外へ出ればひどい猛暑。ちょっと汗が出てきても猛烈にかゆくなります。表面の肌はガサガサのくせに、汗でしっとりし始めると肌の奥の炎症がムズムズ・チリチリかゆくなります。傷はヒリヒリ痛かゆいし、それが全身あちこちあると身もだえしてしまいます。はぁ、最悪。
汗をかくと、皮膚表面に黄色ブドウ球菌が繁殖しやすくなり、かゆみが出ます。
また、カビも繁殖しやすくなります。広島大学で汗が出たときのアトピーのかゆみは、ヒトの汗の中に含まれるカビの1種であるマラセチア属真菌が出す物質だと最近判明しましたね。
私は外回りの営業をしていたこともあるのですが、まぁ、アトピー持ってると夏は地獄です。
まずは、できるだけ派手に汗をかかないように工夫してみたりします。
百貨店やスーパーを経由して、ちょっとずつ体を涼ませながら移動するとか。
汗を放置するとかゆくなるので、できるだけ汗を拭くこともやってました。

できるだけ蒸れないように、通気性のよい服を着るのも大切です。これで袖回りはどうにかなるけれど、体の胴体の部分は難しいです。
一時期酷い時には、着替えを会社に持って行って、汗だくになったら着替えるとかもやってみました。
シャツ着替えても、ブラとか下着の締め付け部分に汗が残っていてかゆくなるので、ブラの着替えも持って行ったことがあります。
汗をよく吸収する素材の服を着るのも有効とされてますが、それでもどうしても汗でかゆくなります。
この状態で皮膚科に行くと、だいたいステロイドを処方されることになります。

たいていお医者さんはで、対処法として、汗をかいた後にすぐ拭くように言います。が、服の中をしょっちゅう拭くのは難しいですね。

 

アトピーと汗疹

汗でアトピーが悪化する場合、アトピーと同時並行で汗疹(あせも)を発症している場合もあります。
あせも(汗疹)とは、汗のかき過ぎにより汗の出口である汗管が塞がれてしまうことによる湿疹です。赤みを持っている汗疹は強いかゆみを発します。
アトピー対策で保湿剤を塗っている人は、夏になると保湿力が強すぎる場合があって、あせもに発展し、治りにくくなる場合があります。
アトピーと汗疹は、皮膚科に行くと同じ薬を出されることが多いです。
結局ステロイド外用薬と、かゆみ止めのために抗ヒスタミン剤、そして汗をきっちり拭き、シャワーを浴びるように指示があることでしょう。
んなことはわかっているのですが、サラリーマンが日中にそんなしょっちゅうスーツを脱いでシャワーが浴びれるわけがないので困るんですよね。
首、腕の関節やワキなど、汗がたまりやすい場所は猛烈にかゆくなります。たまらず服の上から掻いて、シャツに血がついて大慌てしたりして。
我慢しながら仕事するのってつらい。

 

アトピーを汗で悪化させない方法

で、できるだけ簡単で、かゆみを発生させない方法はないものかといろいろ考えて試行錯誤して、私の場合は以下の市販薬を使って対策しました。

汗で悪化するので、汗疹の薬を使うんです。

 

ステロイドは入っていないものを使用します。

汗疹の薬なので、アトピーがこれで治るわけではないのですが、菌の繁殖を抑えて肌を乾燥させてくれるので、汗で悪化するアトピーのかゆみ対策に使えるんです。
まず、一つ目は、市販薬「新アセサールA

 

全成分
ジフェンヒドラミン 分量:100mg :かゆみを鎮めます。
リドカイン 分量:50mg :局所麻酔作用でかゆみを和らげます。
グリチルレチン酸 分量:50mg :患部の炎症を鎮めます。
イソプロピルメチルフェノール 分量:10mg :殺菌作用で雑菌の増殖を抑えます。
酸化亜鉛 分量:3500mg :患部を乾燥させ炎症の改善を速めます。
添加物、バレイショデンプン、マクロゴール

 

ドラッグストアで、薬剤師さんから教えてもらいました。今は売っているのかどうか?セイジョー、ドラッグセガミなどで売っているみたいです。
この中の、イソプロピルメチルフェノールは、マラセチアなどの真菌を抑制する効果があります。
酸化亜鉛は、ジュクジュクしたアトピーに使われる亜鉛化軟膏の成分で、汗を乾かしてくれるのと、傷の治りを後押ししてくれます。
そして、添加物のバレイショデンプンが、汗を吸い取り、肌の表面をサラサラに保ってくれます。(あまりの大量発汗だと湿っぽくなるけど)

 

汗の吸い取り力、かゆみのコントロール力は一番良かったです。
ただし、酸化亜鉛の配合が35%とかなり多いので、塗ったところが真っ白になります。

皮膚のシワにも入り込んで、白く目立ってしまうので、服で隠れている場所に使わないと、目立ってしまうのが難点です。伸びも悪く、絵の具を肌に伸ばしているような使用感です。
人に会う仕事、会社勤めだったら、ちょっと顔や首、など露出部分には使えないですね・・・。服で見えない部分専用です。脇回りとかに最適。

 

あと、服につくと、白く目立ちますので、色の濃い服着ないように注意が必要です。
同じような処方で、タクトホワイトLというのがあります。

これもドラッグストアで簡単に手に入ります。

 

こちらはメントールが入っていて、スーッとするのが特徴。酸化亜鉛は12%です。
これでも結構肌は白くなってしまいます。やっぱり服で隠れている部分に使うのが良いです。
では、露出する部分には何がいいかというと、佐藤製薬のポリベビーです。
メジャーなお薬なので、アトピーで使っている人も多いんじゃないかな。普通にドラッグストアで手に入ります。

 

 

全成分 10g中
ビタミンA油 10mg(ビタミンAとして10000I.U.) :皮ふを健康に保ち、カサつきなどを防ぎます。
エルゴカルシフェロール(ビタミンD2) 0.01mg :皮ふを健康に保ち、カサつきなどを防ぎます。
トリクロロカルバニリド 30mg :殺菌作用により、細菌による二次感染を防ぎます。
ジフェンヒドラミン 50mg :抗ヒスタミン作用により、かゆみを抑えます。
酸化亜鉛 1000mg :分泌物を吸着して患部を乾かします。
添加物:BHA、サラシミツロウ、ナタネ油、香料(フェニルエチルアルコール、ベンジルアルコール

トリクロロカルバニリドは、グラム陽性菌=黄色ブドウ球菌などに有効な殺菌成分です。
ビタミンA油やD油は、肌の血行を促進して、患部の再生を促してくれます。
酸化亜鉛の配合は10%。若干白くなるのですが、絶妙に肌の赤みをカバーしてくれるので、好都合。
完璧にはなりませんが、例えばまぶたの赤みに塗っておくと、多少のカバー力はあります。(油による日焼けには注意してくださいね)
サラシミツロウのせいか、薬の伸びは良くないのですが、ボロボロ落屑のある肌表面を整えてくれる保湿力もあります。
最初の2つの薬より、汗を乾かして殺菌する力は少ないのですが、白くなりにくく、アトピー特有の肌表面の乾燥や粉ふきもカバーしつつ汗のかゆみ対策もできる優れものとなっています。

 

あせもの薬はどうやって使うか

通勤、外出の時のかゆみ対策として使う方法です。
朝、出かける前に、シャワーを浴びるか、水で濡らしたタオルで汗をきっちり拭きとります。
乾いたタオルで肌の水分を拭き、汗が出ていない状態を作ります。
そして、アトピーの症状が出ている部分に、しっかり薬を塗ります。
汗でかゆみが出てきてからでは遅いんです。朝にしっかり仕込んでおきます。そうすると、アセサールに含まれる酸化亜鉛やバレイショデンプンが出てきた汗を吸い取って、菌が繁殖しにくい状態に保ってくれます。殺菌成分も活躍して、アトピー肌のかゆみが出るのを防いでくれます。
通勤後や、外出後、日中に汗をかいたら、都度タオルで拭くようにしてください。
外出が多い人は、濡れおしぼりを持参して拭くか、普通の街角で配っているようなポケットティッシュをたくさん鞄に入れておいて、外出先のトイレで水に濡らして患部を拭くと楽です。
顔や首は水洗いができるといいけど、仕事の内容や環境にもよりますので、工夫してみてください。
朝に一度塗っておくだけでも、かなりかゆみの出方が楽になりますが、日中にも一度患部を水拭きして、薬を塗り直しすると、より快適に過ごせます。拭き取るといっても水拭きだと完全に保湿成分が取れるわけではないので、実質重ね塗りになる感じですが、大丈夫です。

 

夜だけは、人目も気にならないので、顔や首にも酸化亜鉛の配合が多い薬を塗って寝るのもいいです。お風呂上りだったらいったん汗を引かせて乾いた肌に塗るのが鉄則です。寝ている間にシーツにつくから、バスタオル敷いて寝るといいですよ。
一日の終わりには、洗浄力のマイルドな石鹸で洗うとさっぱりします。薬が落ちにくいと感じる場合は、ホホバオイルやオリーブオイルで薬になじませてから石鹸で洗えば、しっとりキレイに落ちます。

 

 

あせもの薬が使えない人は・・・

あせもの薬は、どうしても服についてベタベタします。酸化亜鉛はサラサラになるものの白くなって目立ちますし、落とすのもちょっと大変で、人によっては使用が難しいと感じるかもしれませんね。

また、意外なことに、あせもの薬の油分のせいで逆にアトピーを悪化させる人もいます。炎症が強すぎると油分がかえって邪魔になるケースです。あと、殺菌成分がその人にとって刺激になるとか・・・。これは個人差がどうしてもあります。

 

そういう場合は、赤ちゃん向けの皮膚保護剤を使うのも一つの方法です。

 

ファムズベビーという皮膚保護剤は、肌の角質層の表面に、薄いベールを作ってあせもを防ぎ肌をサラサラに保ちますが、汗はきちんと出し、皮膚呼吸も妨げないという優れモノです。旧指定成分無添加で、赤ちゃんのアトピー・あせも・オムツかぶれの改善と予防に、母子手帳副読本で紹介されています。

ファムズベビーについて詳しく>>

 

 

おわりに・まとめ

アトピーがひどいとき、私はこんな感じで夏の外出を乗り切っていました。

夏が終わればやめればいいですし、特に止めて悪化することもなく、どの方法も依存性はなかったです。

 

人によって症状の度合も、薬との相性もあると思います。参考にされる場合は自己責任でお願いしますね。
(成分にアレルギーを起こす方は控えてください。薬は指定成分結構入ってます。パッチテストすると安全です。)
また、ステロイドを使用されている場合は、医師と相談のうえでやるようにしてください。

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このサイトについて

tきらり

きらり です。

小さい頃からずっとアトピー。大人になっても悪化の一途。

いわゆる全身ステロイドリバウンドも経験しましたが、働きながら完治させました。もう長らく、ステロイドは使っていません。


その実体験を元に、良かったこと、悪かったことを、知っておくとよいことを、みなさんにシェアしたいと思います。


ちなみに、ステロイド完全否定派ではありません。ステロイド治療も代替医療も両方の良いとこどりで、いかに私生活と治療を両立させるかがモットー。人生の中心は病気の治療じゃないよね。やりたいこと楽しむためのものだよね。

こうして公開することは想定していなかったので、全身ボロボロの時の写真は残っていないけど、ラストスパートの時はこんな感じ。


ダラダラとステロイド付けていた部分は頑固だったなぁ・・・
アトピー完治


今日も仕事から帰って、せっせとブログ更新してます。ときどき見に来てください。


【お願い】 運営者きらりは元患者の立場であり、アトピーを職業にする気持ちはありません。アトピーに関する執筆・講演等やお仕事コラボのご依頼は申し訳ありませんが全てお断りしています。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。