アトピーが治らない原因は姿勢に!効果抜群猫背改善法

LINEで送る
Pocket

スポンサーリンク

アトピーが治らない原因の一つに姿勢の悪さがあることを知っていますか?猫背を改善するとアトピーも改善することが多いです。姿勢がどうアトピーに影響しているのかと、私がやって効果があった具体的な改善方法をお伝えします。

 

アトピーがなかなか治らない原因は姿勢にあることが

アトピーが治らない。
食事も気をつけてるのに治らないとか、ステロイドを塗っても治らないとか。

そういう場合は、姿勢が悪いことにより、アトピーの治りが悪くなっている可能性があります。

 

姿勢が悪いくらいでアトピーも悪くなる?

姿勢と皮膚に何の関係があるの?
と思ってしまいそうになりますが、これ、かなり関係があります。

特に、上半身に症状が出てなかなか治らない、顔のアトピーがひどいとか、首のアトピーが治らないとか、デコルテ周りにアトピーがひどい人とか。
あと、胸やお腹にアトピーが出ている人とかも。乳首アトピーの人も要チェックです。

 

猫背になっていないでしょうか。

猫背を正しい姿勢に戻し、キープできるようになると、アトピーの治りが早くなる可能性があります。

 

猫背になっているかどうかは、普段の姿勢を見る必要があります。
鏡で横から体を見て、

・足の外くるぶし
・骨盤(お尻の横の出っ張った骨)
・肩
・耳の穴

の4点が一直線上に縦にそろっているのがきれいな姿勢です。
体の癖によって、首から頭や、肩が前に出ており、背中がまるくなっている状態だと猫背です。足よりも前に骨盤が出ている人もいます。

もうひとつ、お腹に腺が入っていませんか?
姿勢が悪く長時間猫背になっていると、お腹に折れ線のようにシワが入ってしまいます。シワが入っているポイントで体を不自然に曲げているんですね。これがついていたら慢性的に猫背の姿勢をとっている証拠です。

 

姿勢を正す効果的な方法は最後ご紹介しますので、是非取り組んでみてください。
お金もかからないし、なかなか治らないアトピーが良くなる可能性を秘めております。

 

姿勢はアトピーに影響している

姿勢はどんなふうにアトピーに影響しているのかを知れば、その重要性がわかります。
姿勢の悪さは見た目のイメージの悪さだけの問題ではありません。

私も理由をちゃんと知るまでは、姿勢や体の使い方の重要性には全く目を向けることができていませんでした。
いや、わからないですものね。体を動かしたり姿勢を正すのが漠然と良いと言われても、アトピー治療のではなかなか優先順位は上がらなくないですか?

でも、姿勢とアトピーの関係を理解したら、これは絶対にやらないと!と思うようになりました。

実際私は、姿勢を正すことで、胸と脇のアトピーは治ったので、実践する価値が多いにあると感じるまでになりました。

 

姿勢は以下のようにアトピーに影響しています。

肩・首のコリ

人の頭の重さは5~7Kgくらいあり、2Lのペットボトル3本くらいの重さにもなります。猫背は、この重たい頭が前へ移動することで、背中の筋肉に大きな負荷が加わり、首に大きな負担をかけます。
すると、肩や首が凝ります。ひどいと頭痛がするくらいコリます。

デスクワークでパソコン作業が多いという方は、顎を前に突き出して猫背になることが多いので要注意。
肩コリは肩や首の血行が悪くなっている状態です。血行が悪い場所は傷も治りにくいしリンパの流れも阻害されるので老廃物もたまりやすく、カサカサしやすくなるのでアトピーも悪化しやすいです。

 

血行が悪くなる

猫背で血行が悪くなるのは首や肩だけではありません。頭への血流も悪くなってしまいます。もちろん頭部や顔のアトピーだって悪化しやすくなります。

腕の血行が悪くなりますので、手が冷たくなりやすく(冷え性)、脇から腕のアトピーにも影響が出るでしょう。

背中のほうの筋肉に負荷がかかる半面、胸やお腹の筋肉は収縮して血行不良を起こしています。血液が流れないと老廃物が滞りやすくなるため、収縮した部分の湿疹の治りも悪くなります。胸のアトピー、乳首のアトピーも悪化しやすいです。

 

内臓を圧迫する

猫背が影響しているのは、体の見える部分だけではありません。内臓にも影響を与えています。

前かがみに歪んだ姿勢だといろいろな臓器を圧迫します。

・胃
猫背の人は胃下垂になりやすいです。お尻が出ていてお腹がポッコリしている人は注意です。筋力が極端に弱くて痩せている人がなりやすい胃下垂は、猫背が原因とも言われています。胃下垂になると消化力が三分の一にまで低下すると言われています。消化不良は未消化のタンパク質を体内に取り込みアレルギーになりやすかったり腸内環境を悪化させることにもつながります。

・大腸
便秘になりやすい体質になります。姿勢が悪いと腸が圧迫され、腸が食べ物を運ぶ力蠕動運動が弱くなってしまいます。その結果、腸内に便がとどまりやすくなります。

・肝臓
肝臓は胸郭と言われる肋骨の中の空洞に入っているのですが、猫背になると胸郭が狭くなり、肝臓も圧迫されます。肝臓への血液の循環が低下します。肝臓は解毒の機能を持つ臓器。血液の汚れを浄化する機能が低下すると、全身のアトピーの治りが悪くなる可能性があります。

・肺
前かがみの姿勢で肺が圧迫され呼吸がしづらくなって栄養素や酸素が全身に行き渡りにくくなります。

 

呼吸が浅くなる

肋骨の動きが制限されて呼吸一回あたりの空気の吸入量が減ります。
深呼吸をしてみて、やりにくかったり、胸周りの筋肉が痛い人は要チェックです。

酸素の供給が不十分だと、疲労感を感じたり集中力が低下したりといった症状に悩まされやすくなります。イライラしたりと精神的なストレスも出やすくなります。

酸素の量が少ないと、新陳代謝が低下します。するとアトピー肌の状態も治りにくくなってしまいます。

 

自律神経の働きに影響する

姿勢が悪く猫背ということは、背骨も不自然に曲がっている状態です。

背骨からは、全身に自律神経が広がっています。
交感神経は主に胸あたりの背骨から出ています。
副交感神経は首の付け根と骨盤から全身に広がっています。

猫背になって背骨のゆがみがある部位で自律神経が障害されてしまいます。
免疫の本体である白血球(顆粒球、リンパ球)は自律神経によってコントロールされているため、免疫にも影響が出てくると、アレルギーとアトピー悪化にもつながってしまいます。


これだけの影響があるんですね。
どんなに漢方薬を飲んでも、サプリメントを飲んでも、効果なスキンケア製品を使ったとしても、姿勢が悪かったらその本来の効き目を発揮できていないかもしれません。
猫背の人が姿勢を正すことで得られるメリットは大きいと思います。

 

姿勢矯正・猫背改善法で効果的な運動は?

では、自宅で出来て、効果高い方法をお伝えしたいと思います。

姿勢を正しくして呼吸を深くできる状態にすることが、アトピー改善に良い効果を与えると考えられます。
なので、アプローチは、胸郭を広げ、腹筋をつけることになります。しかも体を常に支える続けることができる深い部分の筋肉を鍛えることが大切です。
表面的な筋肉ではすぐ元に戻ってしまいます。

深部の腹筋がしっかり身体を支えることができれば、正しい姿勢を維持できます。正しい姿勢になれば、逆に悪い姿勢を続けると、背中に痛みを感じるため、悪い姿勢が続けられなくなり、猫背が逆に苦痛になるわけです。意識しなくてもいい状態を楽にとれるようになります。

ストレッチと筋トレになりますが、どれもシンプルでとても効果が高いので、是非やってみてください。

 

胸郭を広げる猫背改善ストレッチ

1.立った状態で、まず肩を上へあげます。肩をすくめる感じ。
2.肩を上げた状態から、肩を後ろへそらせ、肩甲骨を内側へ閉じるように動かします。胸に張りを感じたらOK。
3.2の状態をキープしたまま、肩をしたへ下ろします。

1~3を数回繰り返してみてください。3の肩を下ろした状態が、胸を張って胸郭を広げている感じです。
肩甲骨の間が緩んで、胸の全面が広がり、肋骨が動きやすくなるので、息がしやすくなります。
猫背のひどい人は、肋骨の間の肉がちょっと突っ張った感じがしたり、背中の筋肉のコリを感じたり(自覚したり)します。

胸郭を広げた状態は、猫背の人にとっては、最初は楽ではありません。
デスクワークをしている人は、特に最初つらいかもしれませんが、1時間に1回など定期的に胸郭を広げるようにしてみてください。

 

首猫背解消のための肩甲骨ストレッチ

首猫背という症状があります。

首と背中の境目が折れ曲がっていて、頭が前に突き出してしまう状態。

パソコンやスマホを使うのが多い人がよく陥ります。

ストレッチの方法を文章で書くのが難しいので、動画を貼っときます。先ほどの胸郭を広げるストレッチに、ひねりの動きが加わった感じ。

 

 

姿勢を保つ体幹トレーニング その1

1.四つん這いになります。
2.腕はそのまま肩の真下に手が来るようにし、足を伸ばして、手と足のつま先で体を支えるポーズをとります
(腕立て伏せの姿勢で腕を伸ばしきった時の状態です。)
3.肩・腰・かかとが一直線上になるようキープしたまま40秒。

筋肉が少ない人は、最初40秒がキツイかもしれませんが、その場合は10秒キープを4セットにするなど、調整してみてください。手をつくより肘をつくほうが簡単かもしれないです。

40秒キープに余裕が出てきたら、キープする時間を少しずつ伸ばし、回数も増やします。
最終、60秒キープを3セットぐらい、毎日出来るようになったらいい感じです。

この体幹トレーニングは、肩と腰とかかとがきちんと一直線になっていないと効果が出ません。鏡で自分でチェックするか、人にチェックしてもらってください。

効果を感じるには、最低でも、毎日、1か月は続けてやってみてください。

 

姿勢を保つ体幹トレーニング その2

その1のトレーニングは主に体の真ん中の腹筋を中心に全体に聞きますが、次のトレーニングは腹横筋(脇腹)に効きます。

1.右ひじをつき、体を一直線に保ったまま真横を向きます。
2.40秒キープします。
3.今度は左ひじをつき、同じように体を一直線に保ち、真横を向きます。
4.40秒キープします。

このトレーニングも、頭・腰・かかとが一直線になるようにキープしてください。

じっとしているだけですが、慣れないとかなりキツイです。

 

体幹トレーニングは動きが少ないですが、深い部分の体を支える筋肉を鍛えられますので、姿勢の維持、猫背の矯正にはもってこいです。

効果を感じるには、最低でも、毎日、1か月は続けてやってみてください。

 

まとめ

・悪い姿勢がアトピーの改善を妨げている可能性あり
・猫背は呼吸を浅くし、内臓を圧迫・機能低下させ、血行とリンパの流れを悪くするのでアトピーへの影響は想像以上に大きい
・ストレッチと体幹トレーニングで姿勢を維持できる体になろう!

 

ストレッチと体幹トレーニングは自宅ですぐにできますし、私も効果を感じてます。続けると、お腹の線も消えて、スタイルも良くなりますし、楽に良い姿勢を保てるようになりますので、デメリットは何もありません。いいことだらけです。

人によってはアトピー特有のだるさで、運動を毎日続けるの嫌になるかもしれません。気持ちはわかりますが、そこは前向きに、なんとしても続けてください。何かを変えないと今のままですからね。

 【あわせて読みたい人気の記事】 

 ★ アトピーの炎症が意外な栄養素で改善した件。

 ★ アトピーが黄色ブドウ球菌を殺菌しても完治しない理由

 ★ 肌バリアをあっという間に強くする裏アイテム

LINEで送る
Pocket

このサイトについて

tきらり

きらり です。

小さい頃からずっとアトピー。大人になっても悪化の一途。

いわゆる全身ステロイドリバウンドも経験しましたが、働きながら完治させました。もう長らく、ステロイドは使っていません。


その実体験を元に、良かったこと、悪かったことを、知っておくとよいことを、みなさんにシェアしたいと思います。


ちなみに、ステロイド完全否定派ではありません。ステロイド治療も代替医療も両方の良いとこどりで、いかに私生活と治療を両立させるかがモットー。人生の中心は病気の治療じゃないよね。やりたいこと楽しむためのものだよね。

こうして公開することは想定していなかったので、全身ボロボロの時の写真は残っていないけど、ラストスパートの時はこんな感じ。


ダラダラとステロイド付けていた部分は頑固だったなぁ・・・
アトピー完治


今日も仕事から帰って、せっせとブログ更新してます。ときどき見に来てください。


【お願い】 運営者きらりは元患者の立場であり、アトピーを職業にする気持ちはありません。アトピーに関する執筆・講演等やお仕事コラボのご依頼は申し訳ありませんが全てお断りしています。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。