アトピーの食事制限・期間はどのくらい?食事回数や量は?

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アトピー改善のための食事制限、どうしていますか?効果があるのか?ストレスになるから嫌?方法もいろいろあってどうしたらいいのかわからない人のために、必要性や回数や量や期間など、細かい話をしたいと思います。

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アトピーの食事制限はどうしたらいい?

アトピー性皮膚炎を改善するために、よく食事制限をするように言われますよね。
私も食事制限をして、アトピーの改善効果を感じました。一時的に全身症状がぐっと軽くなったのですが、その後平行線をたどりました。食事制限を長期間にわたって行った結果、完治は遅くなってしまったのです。
完治が遅くなったのは、食事制限だけが原因ではありません。ただ、一つの要因になったことも確かです。

食事制限の方法は様々です。

・アレルゲンとなる食品をすべて避ける方法
・マクロビオティックのように玄米菜食を勧める方法
・ゲルソン療法のように野菜ジュースを勧める方法
・ローフード(生野菜)を摂る方法
・とにかく和食
・糖質制限
・朝食を果物だけにする
・断食

きりがないくらい、メソッドはたくさんあります。

○○療法と名前がつかない方法でも、いろいろありますよね。

ある食物を単独で食べるのを止める方法

・小麦をやめる
・肉をやめる
・乳製品をやめる
・卵をやめる
・お菓子(砂糖)をやめる
・コーヒーをやめる

などなど・・・。いろいろあるのですべてを挙げることは難しいですが。

個別の方法にフォーカスすると、それぞれ主張があり、ま逆の方法で改善した事例があったりして、かなり惑わされてしまいます。
情報が飽和すると、今度は、「厳格な食事制限なんて不要!」だの「自然に帰れ!」的な、無理することが治癒を妨げる的な極論が目を引くようになり、情報疲れしたアトピー患者を反動でストレス食いへ導いたりします。

 

食事制限の本来の目的は?

なので、原点回帰して、
食事制限をする目的をまず考えてみましょう。

食事制限の目的は、

・消化吸収能力を正す
・デトックス
・必要な栄養素をしっかり体内に取り入れる

この三つです。

そして、私たちにとって、どの程度が「制限」になるのか、「効果的」になるのかは、個人差があります。
大まかな方向性は上記の三つですが、個別に何が良いかは、人によって微調整が必要です。

微調整は、自分でやってみて確かめるしかありません。
何を取り入れ、何を止めるのか、自分で選びとる必要があります。

これは、どの医師の方法を採用するのか、誰の情報を採用するのかを選ぶところから自己責任です。

そして、どの方法を取るにせよ、取り組む期間や回数や量には、共通して配慮が必要です。

 

アトピーの食事制限の期間はどのくらい必要?

食事制限は一体どのくらい続ければいいのでしょうか。
アトピーの症状がなくなるまで続けるのでしょうか?

アトピーの症状がなくならなければ、一生続けるのでしょうか。

アトピー体質だったら、食事は一生制限食なんでしょうか・・・。
これって、辛いと思いませんか?

私の経験や本から得た情報を総合すると、厳格な食事制限を続けるなら 3か月~4カ月が目安です。

玄米菜食やら甲田療法やらいろいろあると思いますが、数日やっただけでいきなり効果が出ることはありません。
食べた物が体に反映されてくるのには時間がかかります。

1か月目でちょっと変化が感じられるのかもしれませんし、変化もないかもしれないです。

というのも、
皮膚のターンオーバーは、

10歳代では、約20日周期
20歳代では、約28日周期
30歳代では、約40日周期
40歳代では、約55日周期
50歳代では、約75日周期
60歳代では、約100日周期

なのです。
アトピーの肌が細胞分裂を繰り返して皮膚の外へと押し上げられながら、一番外側の古くなった角質層がフケやアカとなってはがれ落ちるのにはこれだけの周期がかかります。
アトピーの人で落屑が多いひとはターンオーバーの周期が早まっていますが、角質層の下の皮膚ができ上がらないうちからはがれおちるので、皮膚が薄いのです。

しっかりと厚い肌の元をつくるための他の臓器や部位は、さらに新陳代謝に時間がかかるものもあります。

筋肉・肝臓などでは60日周期
心臓では22日周期
胃腸では5日周期

で細胞が入れ替わっています。

 

体に栄養と酸素を運ぶ赤血球の寿命は約120日(4ヶ月)と言われています。
体の組織の入れ替わりと併せて、血液もきれいにしていく必要があります。

 

こうして体内の血液と臓器の細胞が入れ替わり、デトックスが完了出来るのに、3か月から4カ月かかるのです。
厳格な食事制限をするなら、最低でも3か月はやったほうが、効果がきっちり感じられることだと思います。

 

逆に、4カ月やっても何も効果が得られないのであれば、

・その食事制限が合っていない
・食事以外の原因がある

ことを考える必要があります。

 

例えば、玄米を食べていたのであれば、玄米を止めて通常の白米に替えてみる。
肉や魚を食べていないなら、食べてみる。
朝食を野菜ジュースだけにしていたら、和食に替えてみる

など、一旦食事制限を止めて、少しずつ食事を元に戻してみましょう。

それで変化を見てみます。

効果がちゃんと現れている場合も、一旦食事の制限を緩めてみます。
制限しなくても調子が良いままであれば、晴れて食事制限卒業です!

 

アトピーの場合一日の食事回数は何回がいい?

断食については別のページでお話したいと思いますので、毎日の食事は何回にするかという話から。

まず、食事の回数を調整する理由は、

・腸を休ませる時間を作り、機能を回復する

ことです。

食事の回数は、一般的には1日3回がスタンダードですよね。
ですが、3回にこだわらなくてもよくて、回数を減らして空腹の時間をつくることでより健康になれるというの最近の健康情報のトレンドですね。
朝食を抜いて、1日2食にする方法を取る方が多いですね。

 

食事回数のキーは朝食?

別に夕食や昼食を抜いてもかまわないのですが、

・午前4時から12時までは、排泄機能が活発になる時間帯なので、何も食べないほうがいいということ。
・1日を終えてお腹がすきやすい夕食に比べ、朝食抜きのほうが無理なくできるということ。
・そもそも昔の日本人は、基本1日2回の食事だった(エジソンがトースターを売りたいがために朝食と1日3食を提案したという話が有名)

といった理由から、朝食抜きにするのが良いんですね。

 

逆に朝食は絶対必要という意見があります。

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・朝食抜きは頭が働かない
・低血糖になる
・力が出ない
・低体温になる
・朝食が刺激となって胃・大腸反射が起こり、排便が促される。朝食なしは反射が起こらないので便秘になる

 

一昔前に、朝食抜きと朝食をしっかり食べた小学生の成績比較をして、朝食たべた子供のほうが成績が良かったという比較実験がありました。朝から頭の回転しっかりさせるにはブドウ糖が必要なので、朝食でしっかり炭水化物を摂りましょうというものです。
ですが、何も朝食を食べなくても、肝臓に蓄えられているグリコーゲンを使って体は維持できます。筋肉からアミノ酸をつくりだし、糖を作ることもできます。

普段からお腹いっぱい食事が取れている大人であれば、毎朝一食抜いたくらいでは糖不足に陥ることはありません。

(もちろん糖尿病の人など他の疾患がある場合は別です)

 

朝食をとりつつ胃腸もやすめたい人向けのやさしい方法

朝食を抜くことで不快な症状が出るのであれば、無理に行うことはないのでは?と言う考えも間違えではありません。
朝食抜きをやってみて、日常生活に支障が出るのであれば、止めたらいいのです。

ただし、胃腸の機能を回復するという利点は取り入れたいものですし、いきなり食事を抜くよりも段階的に行うことでハードルを下げることも可能です。

一旦、朝食を消化の良いものに替える方法があります。

・野菜スープにする
・酵素ドリンクにする
・お粥にする
・野菜ジュースだけにする

朝食を液体にするだけで、消化への負担は少なくなります。
ただし、口の中でしっかり唾液を混ぜてから飲み込むようにし、ゆっくり飲むようにします。
温度が冷たいものはNGです。(大切!)

人肌以上の温度で暖かいものが理想です。

量は少なめにして、様子を見てください。
慣れてきたら、お白湯だけにして、朝食抜きに移行していってもいいでしょう。

 

朝食を抜かなくても良い人は?

ズバリ、朝起きてお腹が空いてたまらない人です。

朝からお腹が鳴るような人は、食べてもいいでしょう。

今回食事制限で、食事の回数を問題にしていますが、本来人間は、「空腹になったら食べる」というのが自然な姿です。
お腹が空いたときに食べ、次にお腹が空くまでは食べない。胃腸が消化吸収を終えると、おなかがグーっと鳴ります。
お腹が鳴ったら食べればいいんです。

 

そうすれば、別に断食だの、朝食抜きだの、食事の回数だのを考える必要はありません。

 

ところが、現代の生活だと、お腹がすかなくても会社のお昼休みが12時なので12時にご飯食べるとか、朝出勤が7時半なので7時に朝食食べないと間に合わないとか、仕事帰りが10時なのでそのあとに夕食、それまでお腹が持たないからやむなく18時ごろに間食・・・
と、体のリズムを軸にして生活できないことが多いのです。

 

なので、敢えて朝食を抜いて食事回数で意識的に空腹を作って、胃腸を休ませているんです。

ちゃんと空腹感を覚えてから食事ができる場合は、食事回数が何回でも問題ないです。

 

空腹になる時間が、1日の中にありますか?
お腹が空いていもいないのに、口さびしいので間食をしていないでしょうか?
甘いものが欲しくて欲しくてチョコレートが手放せないとか、ありませんか?
お酒を飲んで夜食を食べずにはいられない?なんてことありませんか?

忙しい大人は、リラックスするために甘いものを口にしたり、食べること自体に快楽を見出してお腹空かなくてもご飯を食べていることが多いです。
知らないうちに胃腸に負担をかけています。

 

アトピー向け食事の1回の量はどのくらい?

もうひとつ、胃腸に負担をかけているものがあります。それが食事の量。

1回の食事の理想は、腹8分、もしくは腹7分です。

これもあちこちで良く目にすると思いますし、腹八分に医者要らずとは、昔から言われていることですよね。

 

満腹になるまで胃袋に食べ物を詰め込むと、消化に時間がかり、胃液や消化酵素を一度にたくさん必要とします。

胃の蠕動運動も忙しくなります。胃腸を動かすために血流が胃腸に集中し、エネルギーを使います。

食べ過ぎて胃が満タンになっていると、がんばっても胃が動けなくなり、胃もたれになります。消化不良の食物が小腸や大腸になだれ込むと、吸収がうまくいかない上、未消化のタンパク質が小腸から入ると摂りこまれる原因にもなります。そうするとアレルギー発症の原因にもなります。

 

どんなにマクロビや糖質制限やらと特殊な食事療法に取り組んだとしても満腹になるまで詰め込みの食事をしていると、良い結果が出ないのです。

胃腸が快適に消化吸収できる量=腹八分ということです。

具体的にどのくらいの量か?は個人によって異なります。感覚として、ちょっと物足りないぐらいの量でとどめておくのが理想的です。

 

食事を腹八分にするコツ

そうはいっても、お腹一杯食べてしまうクセが付いている方。腹八分にとどめるコツがあるのでご紹介します。

・満腹中枢は、食べ始めてから20分で働く

早食いをしていると、脳が満腹になる前にたくさん食物を詰め込んでしまい、あとから満腹感に襲われることになります。まず時間をかけて食べることを心がけましょう。

・一口ごとによく噛む(一口30回理想)
・良く噛むために、繊維質が多い食材(野菜)硬い食材に挑戦する
・品数を増やす(単品は物足りなさを感じやすい。カレーとか丼、ラーメン、おにぎりなど単品は避ける)
・食事の時間を30分以上確保し、早食いを防ぐ

こうした工夫で、満腹中枢に刺激が届くまでの時間を確保し、満腹になるまで詰め込むのを避けましょう。

 

おわりに・まとめ

厳格に制限するなら、3~4カ月続けてみましょう。最初は辛かったり症状が一時的にぶり返すことがありますが、体の細胞が入れ替わる3か月は経過しないと、真偽はわかりません。

4カ月続けても効果がないなら、見直しが必要です。

食事制限の際には、食事の回数や量にも配慮しましょう。普通食に戻しても回数や量を調整することで調子を保つことができるケースもあります。

すべて個々人の体によって反応が異なります。自分の病気は自分で治すと心がけて、体と相談しながらやっていきましょう。

 

 

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tきらり

きらり です。

小さい頃からずっとアトピー。大人になっても悪化の一途。

いわゆる全身ステロイドリバウンドも経験しましたが、働きながら完治させました。もう長らく、ステロイドは使っていません。


その実体験を元に、良かったこと、悪かったことを、知っておくとよいことを、みなさんにシェアしたいと思います。


ちなみに、ステロイド完全否定派ではありません。ステロイド治療も代替医療も両方の良いとこどりで、いかに私生活と治療を両立させるかがモットー。人生の中心は病気の治療じゃないよね。やりたいこと楽しむためのものだよね。

こうして公開することは想定していなかったので、全身ボロボロの時の写真は残っていないけど、ラストスパートの時はこんな感じ。


ダラダラとステロイド付けていた部分は頑固だったなぁ・・・
アトピー完治


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