アトピーは掻いたら治らないといわれることがありませんか?私はそうは思いません。それよりどうやって掻くかのほうが大切です。
アトピーは掻いたら治らないって
アトピーじゃない人や、お医者さんがよく言う言葉に、
「掻いたら治らない!」
「掻くから悪化する!」
というのがあります。
アトピーの人間からしたら、いい加減にしてほしいと思いませんかー。
アトピーは我慢できるレベルのかゆみではないんです。
お前ら経験してないからわからないんだ!!わかりもしないのにきれい事ばっかり言うなっ!!
と心の中でずーっと叫んでますけど、言っても結局わからないだろうな・・・。って思っての繰り返しですが。
確かに、皮膚を引っ掻いて肌を傷つけると、傷つけた部位からかゆみの成分が出るので、余計にかゆくなる、という理屈は医者から聞いて分かります。
だから、我慢しようと思います。
でもね、出来ないですよね。
ガリガリ引っ掻いて傷を作ってしまいます。
むしろ、傷で痛いほうが、かゆいよりまだましだったりします。
掻いたら治らない、は本当か?
断言しますが、掻いても治ります。
掻いて傷になっても、治ります。
アトピーって、治る時は、内側からどんどん治っていきます。
それこそ、どんなスキンケアをしていても、どんなに汗をかいていても、治る時は治るんです。
皮膚が厚みを増していくのがわかる。
一方、コンディションが悪い時は、何をしてもかゆいし、赤いし、皮がむけるんです。どんなに良いスキンケア商品を使っていても悪化します。
ちょっと擦っただけで、いとも簡単に皮膚が破れてしまいます。
そりゃあ、30代にもなれば、子どもの頃と同じスピードで傷が治ってくれるわけではないですが。
(年取ると傷の治り遅いよねぇ・・・)
なんか治るときと治らない時って、根本的に肌の状態が違うじゃないですか。
自分の肌の状態を長い間見てきましたが、掻いても掻かなくても、治るときは治るんです。
ああ、皮膚って体の中から作られるんだと実感する瞬間でもあります。
どうやって掻くかのほうが大切
もう、かゆいのは仕方ないので、我慢できないときには掻けばいいと思います。
一応、かゆみを我慢したり、緩和させる方法もやってみて、無理なら掻けばいいと私は思っています。
⇒ かゆみの対策法
かゆみの対策法で楽になるレベルって、部分的だったり、炎症が表面だけにとどまっている場合だと思いますが、それなら対策をして、肌を傷つけずに過ごせたら、もちろん皮膚の再生もきれいだし、色素沈着も軽くて済みます。
皮膚の深い部分から出てくるかゆみとか、絶対と言っていいほど我慢できません。
アトピーを掻くときの方法は、
指で掻く
ことを徹底するのがいいです。
爪をきっちり短く切っておき、(この際深爪もやむなし)
爪を立てる感じで皮膚を掻いても、爪が引っかからないよう、常に指先をメンテナンスしておきます。
皮膚に対して掻く刺激は、
一気に強い力でひっかくより、長時間軽い力で掻くほうが、肌に対しての負担は小さくなります。つまり傷になりにくい。
かゆみのおさまり具合は同じぐらいなので、変に我慢した挙句に発作的に猛烈な勢いで掻きむしるよりは、こまめにポリポリ掻いていたほうが、傷もかゆみへのストレスも小さくてすみます。
絶対やらないでほしいのが、布で掻くこと。
布っだったら、尖っていないので傷にならないと思いきや、そんなことはありません。
指だったら指先と患部の接地部分だけで済むのが、布やタオルでごしごし掻くと、面で皮膚を削り取ってしまことになり、ダメージを受ける面積は大きくなります。
擦り傷ができると、治りも遅いし、痛みもひどいです。
あ、タワシとかブラシとか論外ですよ。
指で掻きましょう。本当に、これが一番です。