栄養療法の血液検査と検査結果ってどんなの?検査のみ受ける方法は?

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栄養療法(分子栄養学・オーソモレキュラー)の血液検査と検査結果の基準値について、どんなものか詳しく紹介してみたいと思います。血液検査のみ受ける方法、一般の健康診断の血液検査や医療機関の血液検査でもわかる数値にも触れます。

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栄養療法の血液検査について

分子栄養療法(オーソモレキュラー)の血液検査は、体の状態、不足している栄養素を特定する手掛かりとなります。
自費診療のためお値段が高いのですが、それでも多くの情報を得られます。

 

実は栄養療法のアプローチを行っている先生の中でも、サプリメント外来などで、血液検査なしでサプリを処方してくれる人もいるんです。

患者の金銭的負担を考えての施策の場合か、医師の経験値がものすごく高いかのいずれかです。
但し、病名が決まっていて、ある程度経験的に不足する栄養素が決まっている場合です。そのサプリがあなたの体にとって的外れに終わる可能性は否めません。

ダラダラ的外れなサプリ代を払うくらいなら、血液検査でしっかり不足を見極めて、サプリではなく食事で改善に持ち込むほうが私は良いと思います。

 

栄養療法の検査はどこで受けられるか?

分子栄養療法のクリニックは、大まかに二つに分かれていて、ここの溝口先生監修の栄養解析レポートを外部委託で使用しているクリニックと、それ以外のクリニックです。

★オーソモレキュラー.jp

http://www.orthomolecular.jp/clinic/
監修をしている溝口徹先生は日本初の栄養療法専門クリニックを開設した実績ある先生です。溝口先生監修の栄養解析レポートを使用している可能性が高いですが、クリニックによると思います。また、窓口になる医師が血液検査をどのくらい解釈して提供しているかは各クリニックの先生次第です。

★ 臨床分子栄養医学研究会

http://orthomolecular.strikingly.com/
こちらで検査できる病院では、フォーマットの分析レポートではなく、いわゆる血液検査結果って感じのものがもらえて、医師が独自に解説する場合が多く、項目もクリニックによって差があります。お医者さんによって特色あり、予算も融通が利く可能性あり。サプリ処方のための血液検査以外の検査を実施しているクリニックも多数。

栄養療法のクリニックもたくさんあるので、栄養療法、オーソモレキュラー、サプリメント外来などのキーワードでネット検索してみるといいです。
(私もいつかリストを作ろうかなとは思ってますがなかなか時間がとれませんねぇ。)

併せて医師のメインとなる診療科も重要です。
アトピーの治療なら、皮膚科で栄養療法やってくれるところが便利です。ただし、皮膚科も美容皮膚科から難治性の皮膚病治療をメインにしているところまで色々あります。血液検査以外のアレルギー検査やカンジダ検査など他の検査実施の有無で選ぶのもありです。目的別に選ぶといいですね。

栄養療法の血液検査の流れ

血液検査の結果は、クリニックから検査機関へ依頼をかければもらうことができます。

8時間絶食で空腹でクリニックへ行き、採血と尿検査を受け、問診票を記入します。問診票は記入する量が多いです。
検査を実施して、結果が出るまでに2~3週間くらいかかりました。
早く治療を始めたいかもしれないですが、結構時間がかかりますので注意してください。

 

栄養療法の検査結果ってどんなもの?

実際の検査結果がどんなものなのか、ご紹介します。

これは、関西のとあるクリニックで受けた栄養解析レポートとサプリメントレポートです。

 

新宿溝口クリニックの溝口先生の名前が監修者のところに出ています。

サプリメントレポートの中身はこんな感じです。必要なサプリメントと量が記載されています。

写真で掲載されているサプリメントはクリニックで販売しているものですねー。

 

栄養療法の血液検査項目とは?

分子栄養療法のクリニックで検査する血液検査項目は多岐にわたります。

病院によって、検査項目も異なります。

血液検査項目が60種類ほどパッケージにして実施している病院、医師が必要と判断した項目のみを検査する場合、
70種類以上の項目を検査して詳細さを売りにしている病院などなど・・・。
各病院によって差があります。

ちなみに、とあるクリニックで受けた血液検査と尿検査(栄養解析)の解析項目は以下の通り。これで61項目です。。

検査項目
総蛋白・A/G・AST(GOT)ALT(GPT)・乳酸脱水素酵素・総ビリルビン・直接ビリルビン・間接ビリルビン・アルカリフォスファターゼ・γ-GTP・コリンエステラーゼ・CK(CPK)・血清アミラーゼ・尿素窒素・クレアチニン・尿酸・カリウム・カルシウム・無機リン・血清鉄・不飽和鉄結合能・総コレステロール・LDL-コレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪・グルコース・グリコアルブミン・CRP(定量)白血球数・赤血球数・ヘモグロビン・ヘマトクリット・MCV・・MCHC・網状赤血球数・好中球・リンパ球・尿蛋白定性・尿糖定性・尿中ケトン体・ペプシノーゲン1・ペプシノーゲン2・ペプシノーゲン1/2比・血清銅・血清亜鉛・フェリチン・ピロリ菌抗体判定・ピロリ菌抗体濃度・25-OHビタミンD・1.5-AG:1.5アンヒドログルシトール・TSH・FT3・FT4・総鉄結合能・LDL実測/HDL・LDL計算/HDL・Ret計算値・AI(計算)・HOMA-R(計算)Zn/Cu(計算)鉄欠乏指標(計算)アルブミン・TG/HDL
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そのほかにも・・・・。

蛋白分画アルブミン・蛋白分画α1-グロブリン・蛋白分画α2-グロブリン・蛋白分画β-グロブリン・蛋白分画γ-グロブリン・マグネシウム・ナトリウム・クロール・血小板数・MCH・単球・好酸球・好塩基球・ウロビリノーゲン定性・尿ビリルビン定性・尿PH・尿比重・尿潜血反応・尿沈渣(赤血球)尿沈渣(白血球)尿沈渣(扁平上皮)・インスリン・尿沈渣(移行上皮)・尿沈渣(封入体細胞)α1計算値・α2計算値・β計算値・γ計算値・好中球計算値・リンパ球計算値・単球計算値・好酸球計算値・好塩基球計算値

といった数値も結果には載っていましたね。

検査結果は、自分の数値の記載があり、分子栄養学的見地から注意が必要なレベルのものが、ピンク色が重度、黄色が軽度で色分けされております。「重度の数値」「軽度の数値」についての解説と、必要な栄養素のリストが付いてきます。

基準値の記載はありません。

一般の健康診断でわかる分子栄養学の基準値はこちら>>

 

で、必要な栄養素のリストに照らし合わせて、サプリメントが処方されるという流れですね。

サプリメントは受付で購入。金額のリストがこんな感じ。(お値段は2016年のものです。)


これはケンビファミリーという会社が作っているサプリメントですね。
ケンビファミリーといえば、オーソモレキュラーを日本に持ち込んで、血液検査で判定をする仕組みを作った金子氏が作った会社ですね。
国内製造と相乗効果の高い栄養素をまとめた複合サプリであることを売りにされております。ご参考まで。

 

栄養療法の検査結果をもらったら

 

分子栄養療法で大事なのは、出てきた血液検査から、体の状態をいかに読み取るかです。
そこがお医者さんの腕の見せ所?。根本原因を的確に見抜ける医師だと回復もスムーズでしょう。

 

併せて、血液検査の結果から読み取れることと、実際に自分が感じている体調のすり合わせをすることです。
ここで、医師とコミュニケーションがしっかり取れたほうが、のちの治療にも良いです。

 

例えば、アレルギー患者あるある、かもしれませんが、

医師から血液検査によって「たんぱく質不足」という指摘があった場合、食事の量自体が少なすぎるのか、食事でタンパク質はたくさん摂取していても、消化が上手にできていないのか、食べる量も消化器官も問題ないのになぜ体内で不足が起きているのか、などなど、ひとつの現象にも理由はいろいろあるわけです。

 

それは私たち患者側から、どんな食習慣なのか、どんな自覚症状があるのかを、診察の場で話をしなければ医師には伝わりません。
検査結果を見ながら、医師と共同で、何をしたらよくなるかなーと話しながら解決策を見極めていく姿勢が大事だと私は思います。だから自分でもある程度は分子栄養療法がどんなものか、何をしようとしているかを知っておくほうがいいですね。

 

栄養療法の検査のみ受ける方法

サプリメントが高額なので、血液検査だけを受けたいという方もいらっしゃるでしょう。

この場合、事前に栄養療法の血液検査だけを受けさせてもらえるか・・・と電話で問い合わせをする方法が確実です。
多くのクリニックでは検査の金額とサプリの処方は別会計です。血液検査の結果をもってサプリメントの種類と処方量が決まります。

事前に問い合わせをして、血液検査だけでもOKと言われたら、そちらへ行けばいいでしょう。

でも、もし「サプリメントと食事指導も必ず受けていただきます」と言われたとしても、実は後でサプリを購入しないこともできるっちゃぁできます。
サプリメントの見積もりが出た時点で、「お金がないので買えません」といえば、それまでですからね。無い袖は振れないです・・・。
自由診療なので、医師の診療も自由なら、患者も購入は自由なのです。

最初から「サプリメント購入するかどうかは、後からゆっくり決められます」ぐらいの言い方をしてくれるクリニックのほうが、患者としては通いやすいですけどね。

 

高い治療費を考慮して、サプリメントはアイハーブなどの個人輸入で患者に任せる方法を取ってくれるクリニックもたくさんあります。中には、最初からサプリはクリニックで買わなくていいよと言ってくれる先生もいます。
(私も2か所目の栄養クリニックがそうでした)

 

でも、基本、患者側から言わないと、クリニック推奨のサプリを勧めることが多いです。

この辺りは、ご自身に必要なサプリメントの種類と価格を比較して考えることになりますね。

 

おわりに・まとめ

どんどん広がりつつある分子栄養学・栄養療法・オーソモレキュラーの血液検査について触れてみました。
最近は日経プレジデントにも掲載されたりと、広がりを見せていますね。
アンチエイジング目的で取り入れる人、予防や健康増進に取り入れる人も多いようです。

アトピーのサプリメント選び(不足栄養素の特定)にも一役買ってくれると思うので、活用されるといいと思います。

但し、栄養療法をしたからと言って、全ての人がたちどころにアトピーが消えるわけではありません。
栄養不足のほかに悪化因子があり、占める割合が大きければ、栄養療法だけやってても解決には時間がかかるでしょう。

もし一般の健康診断結果を持っているなら、その数値だけである程度傾向を見る方法もあります。栄養療法の詳細はこちらの記事も参照してみてくださいね。

アトピーへの栄養療法の効果は?分子栄養学・オーソモレキュラーを知ろう!>>

私は今は栄養解析を定期的にはしていません。一度は受けましたが、あとは会社の健康診断結果で様子見てますー。

 

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tきらり

きらり です。

小さい頃からずっとアトピー。大人になっても悪化の一途。

いわゆる全身ステロイドリバウンドも経験しましたが、働きながら完治させました。もう長らく、ステロイドは使っていません。


その実体験を元に、良かったこと、悪かったことを、知っておくとよいことを、みなさんにシェアしたいと思います。


ちなみに、ステロイド完全否定派ではありません。ステロイド治療も代替医療も両方の良いとこどりで、いかに私生活と治療を両立させるかがモットー。人生の中心は病気の治療じゃないよね。やりたいこと楽しむためのものだよね。

こうして公開することは想定していなかったので、全身ボロボロの時の写真は残っていないけど、ラストスパートの時はこんな感じ。


ダラダラとステロイド付けていた部分は頑固だったなぁ・・・
アトピー完治


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