
アトピーを理由に理不尽にも給料を下げられた私。漢方とステロイド治療で体を立て直しながら、ブラック企業から抜け出す決意をします。
早く治したい!漢方の次の治療ステップへ
給料を減らされ、仕事は減らず、ブラック企業で働く毎日。
毎朝版、漢方薬の煎じ薬を飲んで、ステロイドを塗って過ごすうちに、症状はだんだん改善していきました。
お医者さんには2週間から4週間に一度の通院。
通う度に生薬の処方は変わりました。味は相変わらずまずいのですが、手ごたえがありました。
久々のステロイドも効いているように感じていました。
会社から給料を減らされたショックから、私はこの時、人生で最高潮に、「早くアトピーを完治させたい!!」という気持ちになっていました。
私:「先生、私、アトピーを早く確実に治したいんです。どうやったら上手く治りますか?今できることは他にないですか?」
医者:「ああ、元気になってきましたね。」
私:「はい。おかげ様でかゆくても寝れるようになってきました! 仕事のこともあるし、もっと早く治したいんです。」
医者:「そうですか、では、食事に気をつけるようにしてくださいね。できるだけ添加物が入っていないものを食べてください。そして、よく噛んで腹八分にすることです。体質に関わらず、甘いものと油を大量に使った食べ物はやめて見てください。あと、コーヒーも控えて」
私:「わかりました!!!」
食を変えたい、でもやめられないもの・・・
お医者さんのアドバイスを受け、私は帰りに本屋でアトピーを治す食事について書かれている本を数冊購入しました。
マクロビ、薬膳、甲田式。
いろんな方法がありましたが、体の解毒には、野菜を多く取る必要があるというのが全ての本の見解でした。
お水もしっかり摂ること。
できれば玄米を食べること。
そして、どの本にも、悪い油(トランス脂肪酸、酸化した油)は控えるように書かれていました。
同じく、砂糖、とくに白砂糖はアトピーにはNGとなっていました。
そのころの私の食生活は、ストレスを解消するために、会社でもチョコや甘いお菓子を食べ、コーヒーを飲み、昼食はコンビニで適当なものを食べていました。
ここから改善か・・・。
とにかく、悪いものを体に入れないようにするため、昼食は自分で作って会社に持っていくことにしました。
といっても、自宅でご飯を炊いて、おにぎりを作り、冷凍保存して、朝解凍して持っていくというもの。
おにぎりの具天然の梅干しにしたり、しらすと青菜を炒めたものを混ぜ込んだりして、バリエーション豊富にし、休みの日に大量に作っておくのです。
夜は家でご飯を炊き、野菜を蒸して食べるようにしました。
玄米を通販で買って、玄米の炊ける炊飯器も買って、夜だけは玄米を食べるようにしたりと、着々と食を変えて行きました。
忙しさにかまけて、あまり本格的な食事療法はできないのですが、それでもマシだと思いました。
しかし、甘いものだけが、どうしてもやめられない。
仕事中には、どうしてもお菓子に手が伸びてしまいます。
目の前にあるから食べてしまうのだ!!と絶対にストックを置かないようにしてみましたが・・・。
フラフラとコンビニに入って買ってしまうのです・・・。
なんて意思が弱いんだろう・・・と自己嫌悪しながらも、忙しいとつい口に何か入れてしまうのです。
喉飴なんて最高に都合がいいアイテムで、喉飴なので体によさそう!などという言い訳が頭の中で聞こえて、つい食べてしまうのです。
食事を改善したせいか、体の反応が、食べた物によっても異なることが体感できました。
甘いものを食べると、1時間以内に、かなり激しいかゆみが発作的に起こることがわかりました。
引っ掻かずにはいられない、我慢できないかゆさです。
でも、そうなるとわかっていても、やめられない日々が続きました。
並行して転職活動を開始!!
漢方、ステロイド、食事、と改善策を取りながら、転職活動を開始しました。
今度こそは、絶対に失敗しない。
自分に合った仕事で、そこそこの規模で、休みもきちんと取れるところに入るぞ!と心に決めました。
そうはいっても、情報もないし、自分を売り込むのは苦手でした。どんな仕事に自分が合っているのかもわからない。何が足りないのかもわからない。
そして、アトピーを理由に会社を辞めたことを、そのまま伝えていいのか?という疑問にも明確な答えが欲しかった。
見た目にまだアトピーだらけなのはわかるレベルだったので、何か対策は必要なのか?(なにしろ専務にキタナイと言われたので気にしている)
これは一人ではだめだ、とインターネットでいろいろ求職情報を探す中、転職紹介サイトで、転職コンサルタントに相談するというサービスがあることを知りました。
そこへ、登録し、面接して一緒に会社を探してもらうことにしました。
アトピーが、じりじり改善することによって、やる気もだんだん出てきました。
続く ⇒ 2回目の転職大作戦へ