
アトピーを理由に2回目の転職を決意し、転職活動をした時の話です。併せて漢方治療の経過も。
転職コンサルタントとの打ち合わせで得たもの
アトピーを理由に2回目の転職です。今回はまっとうな会社に入れるように頭を使わなくてはいけません。
インターネットで仕事を探す中、転職サイトで、転職コンサルタントによる紹介制度なるものを発見しました。
そこでは専任のアドバイザーがついて、履歴書の書き方から、面接の攻略、スキルの棚卸などを手伝ってくれて、仕事も紹介、マッチングしてくれるというのです。
一人で転職していても限界があると感じた私は、転職エージェントの力を借りることにしました。
そしてもう一つ、
自分がアトピーであり、それを原因に給与を下げられたとか、仕事が合わないというネガティブな理由を、転職活動する中で入りたい会社に伝える必要があるか、という点についても作戦を考えたかったんです。
肌がアトピーであることで、イメージはマイナスになる。
これは私の経験上どうしても目をそらすことができない現実でした。
アトピー体質であることはどうしようもない。好きでなったわけじゃない。
だけど、私が経験したブラック企業での仕打ち・・・。現実は厳しかったからです。
少ない会社の休日に合わせて面接日を設定してもらい、私は転職エージェントの担当者さんに会ってきました。
そして、アトピーのこと、今の会社のブラックな理由も含め、すべて話をしてきました。
すると、アドバイザーさんから、とても現実的でしっかりした回答が返ってきました。
「アトピーが悪化したことは大変だと思います。それが理由で退職されたいというお気持ちもわかりますし、聞いていてまっとうなお話だと思います。ですが、会社の採用担当は、あくまで採用した後にその人が社内で活躍できるイメージがつかないと、採用に踏み切れません。転職したい理由は一つではないはずです。アトピーについては、聞かれたら答える程度に準備しておき、あくまで『職種・仕事内容』に直結する自己PRと退職理由を用意したほうがよいでしょう。見た目の印象も極力感じが良いほうがいいですが、中身のほうが何倍も大切ですよ。」
この言葉に、自分としてもとっても納得。
心の中でもやもやしていたのが晴れて、現実が見えてきました。
アトピーも、面接までにきれいにしたい
転職エージェントとの打ち合わせはその日1回だけで、その後はメールでのやり取りで仕事を紹介してもらえることになりました。
そうなると、面接での印象を少しでもよくしたい。
きっぱり甘いものを止め、できるだけ見える部分の皮膚はかゆくても掻かないように我慢し、もっと改善できるように努力しようと心に決めました。
そうはいっても、甘いものの誘惑にはどうしても勝てない・・・。
なので、少しでもマシなものをと思い、家で黒糖や蜂蜜を使ったクッキーを焼いて、携帯するようにしました。チョコレートも肌によくないので、輸入食品の店で買ったキャロブをクッキーに練りこんで代わりにしてました。
手間をかけても、食べたいんですね・・・。それぐらい我慢できないって、甘いもの中毒とはこのこと。
とにかく転職を成功させるために、アトピーを改善させるっていうのがモチベーションだったんです。
そうじゃないと、この先の人生もボロボロだと。
そう思っていました。
メイクなんて、ずっと出来なかったけど、面接の日だけは、面接直前にファンデーションで顔の赤みをカバーし、メイクをしました。
長時間メイクしているとだんだん肌が痒くなってきます。
終わったらすぐに落とすようにして、乗り切りました。
どうにかこうにか、5社ぐらい挑戦したでしょうか。
数打てば当たるではなく、事前に転職エージェントと打ち合わせをしっかりできたのが良かったのでしょう。
とある保険会社の事務職に受かることができたのです!
土日はしっかり休み、月間の残業も30時間程度。有給もあり。
長く続けられそうな会社。
ああ、これで何とかなると安堵するとともに、今度は今のブラック企業を止める段取りを考え始めました。