
さて、大学生活を遊びたい放題で楽しんだ私。大学卒業を迎え、就職活動、社会人になりました。アトピーが再発したので、その時のことをお話したいと思います。
就職と再発アトピー
私が卒業する年は2001年。女子大学生にとっては就職氷河期。
遊び呆けていた私は、何をアピールできるわけでもなく・・・、就職の面接もいくつか行っただけで、やる気をなくし、あまり真剣に就職活動をしませんでした。
親も教育資金は底をついており、仕送りは終了を告げられました。かといって無職のまま家に帰るのは拒否され・・・。
就職浪人も留年もNG。とにかく働かなくてはいけません。
これから自分で食っていかなくてはいけないのです。
思い腰を上げて面接に行き、どうにか、とある喫茶店チェーンに正社員として拾ってもらうことができました。
アトピーなのに水仕事。で肌ボロボロ
最初の仕事は喫茶店チェーンの店舗配属になりました。いわゆる飲食店の接客や店舗運営。
朝は6時からお店に出て準備をし、アルバイトの管理をし、発注だのお金の管理だの、時にはお客さんのクレームの対応をしたりと、毎日が忙しくなりました。
飲食店なので、土日も仕事です。シフトで平日休みをもらうのですが、アルバイトが急に止めたりすると、穴埋めで出勤することもありました。
生活は不規則になりがち。食事も店頭に並ぶパンやサンドイッチ、コーヒーやカフェオレが多くなりました。
皿やコップを洗うので、手荒れがひどく、出勤3か月で手湿疹が手首まで出るようになり、ひび割れがひどくなりました。
飲食店って、ダスター(ふきん)を定期的に塩素消毒するし、洗剤もきついものが多いので荒れやすいんですね。ゴム手袋も使っていましたが、店頭とバックヤードの洗い場を行き来して、接客と洗い場を兼務したら、いちいちゴム手袋をつけている暇がありません。
毎日 手が痛い・・・。
肌荒れは手湿疹だけでは済みませんでした。
腕の関節部分にアトピーが再発してきたのです。
足や首にも出てきました。
そしてまた皮膚科へ。
ひどい手湿疹には、ステロイドが処方されました。腕や足のアトピーにも同様です。
仕事終わりにはステロイド、ワセリンを塗り、手袋をして寝る生活を送っていました。
1年、2年、3年、4年・・・。月日がたつのはあっという間です。そのころの記憶は毎日が同じことの繰り返しで、印象的な出来事がありません。
手湿疹もアトピーもステロイドで炎症を押さえたところで、治りません。
毎日水仕事なので、治る暇もないのです。
一般の主婦の何倍もの刺激が手にかかるわけで、傷がふさがる暇もなく、水と洗剤でひどくなるのです。
それでも、辛くても、
「あきらめて弱音を吐きたくない!」
「社会人なんだから辛くて当たり前!」
「自分に負けたくない!」
という思いがあり、我慢して頑張って働いていました。
私がいたこの会社は、ワ●ミのようなブラック企業ではありませんでしたが、やはり飲食業は生活も不規則で大変なのです。
若いので体力はありますが、それでもいい加減疲れ果てて行きました。
やめたいなぁ・・・。もっと向いている仕事があるんじゃないかな・・・。
いつしか心も折れ始めていました。
まとめ
・どうにか飲食店に就職。不規則な生活。
・水仕事で手湿疹になり悪化。
・アトピーも再発し、ステロイド治療再開。
はたしてこの仕事は続くのか?
続きはこちら ⇒ アトピーを理由に転職してみた