アトピー脱ステ時のお風呂。リンパ液やじゅくじゅくがひどい時

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脱ステしている時で、リンパ液・浸出液がひどい時にお風呂に入ってもいいのかどうか?浸出液(リンパ液)でジュクジュクした肌でお風呂に入る方法はどうすればいいのか?脱ステの時はお風呂に入らない方法も良いと言われていますがどうなのでしょうか。私の経験と集めた情報をまとめておきます。

 

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アトピーの脱ステ期のお風呂はどうしたらいい?

脱ステロイドしているとき、ステロイドリバウンドして症状がひどい時も、お風呂には入ったほうがいいです。

ただし、湯船に長いこと浸からず、ほどほどで上がるのがいいです。もしくは、さっと体の汚れをシャワーで落とすくらいでいいです。

 

石鹸は使わなくても汚れは落ちます。逆に脱ステで皮膚がただれてしまっている場合は、石鹸を使うと皮膚の中の保湿成分を根こそぎ取ってしまうことになりかねません。
髪を洗う時も、注意が必要です。
シャンプーやリンスが肌に残ると、よけいにかゆくなることもあります。

薄く塗ったワセリン程度の保湿であれば、お湯で流せば割とすぐ落ちます。

黄色ブドウ球菌だって、洗い流すことで大半が落ちます。

ゴシゴシと肌をこすらずに、優しく、40度以下のお湯で流してあげてください。

 

アトピーでリンパ液がひどく出るときのお風呂

リンパ液がダラダラ出ている時のお風呂は湯船に長時間入るのは避けたほうがいいです。
もしかしたら、お風呂の中にいるほうがかゆみが楽になる人もいるかもしれません。でも、長時間お湯に肌をつけていると、肌が水分を吸ってふやけ、肌から保湿因子が流れ出てしまう原因にもなります。そうすると、お風呂からあがってからのかゆみや乾燥を悪化させることになりかねません。

 

 

アトピーの汁はお風呂で流したほうがよい?

シャワーで流すのはいいと思います。
服に張り付いている場合は、かさぶたも一緒にはがれないように、注意が必要です。といっても難しいのですが・・・。
張り付いてしまっている場合は、服をシャワーで濡らして、バリバリになった体液と服をふやかして剥がすようにします。
服についてしまわないよう、ガーゼで患部を覆っておくと、お風呂に入る時は便利ですね。ガーゼごとお風呂でシャワーかけてとればいいので。

そうはいっても、器用にやろうとしても、傷を開かずに剥がすのは至難の業です。できるだけマシになるように・・・くらいでいいので、最善を尽くしましょう。

 

皮膚の上でかさぶたと一緒にかたまっている浸出液は、無理に剥がさなくてもいいです。
お湯をかけると勝手にはがれることが多いですが・・・。

 

時に、お医者さんの中には、ガビガビ療法と称して、お風呂も入らず保湿もせず、浸出液も体表で乾かして何もしない方法を取られる方もいます。ただ、この方法は医師の管理のもとに行う必要があります。
私は、リバウンドで浸出液がひどい時に、3日ほど肌を放置したことがあります。すると、肌の乾燥はマシになりました。プラス、かゆみもマシに感じたので、これはいいんじゃないか?と思っていたのですが、だんだん臭いが出てきて、皮膚のかさぶたの下に膿が出てきました。あわてて洗った記憶があります。

きっと、浸出液を洗い流さない方法は、傷の治りや皮膚の再生は早くなるのではないかと。
脱保湿と脱風呂でリバウンドを乗り切る指導をされているお医者さんの狙いはそこだと思います。

 

ただ、その分、感染のリスクは高くなります。とびひも出来やすくなるようです。
自分でやる人は、自己責任にて、危険のないようにされてください。専門家の指導のもとで行うことを激しくお勧めいたします。

自宅ケアのみなら、多少乾燥しても、お風呂に入って浸出液を洗い流すのが無難です・・・。

 

アトピーの症状で皮膚がジュクジュクしているとき

皮膚がジュクジュクしているときは、熱いお風呂に入ると、痛いですし、体液が余計に出てしまうこともあります。
湯船につかるなら、きれいなお風呂で、入浴剤も何もいれずに、さっと入って上がるくらいにしておきましょう。

前日の沸かしなおしたお風呂のお湯は絶対に使わない。雑菌に感染の恐れがあります。

お風呂は毎回きれいにすること。
アトピーで皮膚ジュクジュクの時は、入浴後の浴槽が汚れます。
落屑があるときはさらに大変でしょう。皮膚が湯船に大量に浮きますから、きれいに流さなくてはいけません。

浴室のカビにも注意して、風呂場は清潔にしておきましょうね。一人暮らしだと大変ですが・・・。

 

ジュクジュクしているときは、塩をひとつかみ入れたお風呂にして入ることをお勧めします。
あまりに塩の濃度が高いと浸みますが、湯船に入れるくらいなら大丈夫です。ジュクジュクの皮膚がマシになりやすいです。

かゆいよりも痛いほうが我慢できる方は、塩を直接体に塗る方法もあります。これも効果大です。ただ、ほんとに痛いので覚悟が必要かも。

こちらで詳しく解説していますのでご参考に。無理のない範囲で試してみてください。

⇒ 塩風呂の入り方

これって殺菌効果が立証されているわけでもないですが、塩の引き締め効果なんじゃないかと思います。経験的に効果あるっていう人が多くて、私も良かったと思う方法です。でもアトピーって、どんなものでも個人差があるのでちょっとずつ部位ごとに試すのもいいんじゃないかな。

 

おわりに・まとめ

浸出液でジュクジュクの場合は、基本、ぬるま湯だけで、石鹸なしで入浴することをお勧めします。もしくは感染対策になる低刺激の洗浄料を使うかです。肌には刺激になるシャンプーやリンスがつくと、それもまた悪化因子になるので、製品選びには注意したほうが良いです。

そして、あまりに長時間湯船につかるのは避けたほうが、この時期の肌には良いですよ。半身浴で汗をかく健康法や、ゆっくりお風呂に入って冷え対策なんていうのも、万能ではないです。ジュクジュクが治まって、肌の乾燥時期になってからにしたほうが、症状をこじらせなくてよいと思います。

 

何やっても辛い時期ですが頑張って乗り越えましょう・・・。

 

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このサイトについて

tきらり

きらり です。

小さい頃からずっとアトピー。大人になっても悪化の一途。

いわゆる全身ステロイドリバウンドも経験しましたが、働きながら完治させました。もう長らく、ステロイドは使っていません。


その実体験を元に、良かったこと、悪かったことを、知っておくとよいことを、みなさんにシェアしたいと思います。


ちなみに、ステロイド完全否定派ではありません。ステロイド治療も代替医療も両方の良いとこどりで、いかに私生活と治療を両立させるかがモットー。人生の中心は病気の治療じゃないよね。やりたいこと楽しむためのものだよね。

こうして公開することは想定していなかったので、全身ボロボロの時の写真は残っていないけど、ラストスパートの時はこんな感じ。


ダラダラとステロイド付けていた部分は頑固だったなぁ・・・
アトピー完治


今日も仕事から帰って、せっせとブログ更新してます。ときどき見に来てください。


【お願い】 運営者きらりは元患者の立場であり、アトピーを職業にする気持ちはありません。アトピーに関する執筆・講演等やお仕事コラボのご依頼は申し訳ありませんが全てお断りしています。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。