
アトピーの改善に良いと言われている塩風呂。お塩をお風呂に入れるだけの方法です。海水浴もアトピーに良いと言われていますが、塩が肌に与える効果はいかに?入浴方法も併せてシェアします。
もくじ
アトピーのかゆみを塩で緩和する!基本の入浴法
アトピー肌に塩! 傷になっている肌に塩をつけるなんて、痛そう・・・。と感じますよね。
実際痛いです。(笑)荒れ方がひどければひどいほど、滲みるし痛いのは事実です。
それでも改善があったという声もあり、実践者が多いです。
私も塩をお風呂に入れていたことがあり、効果はあると感じてます。
入浴方法でかなり変わってきますので、まずは基本の塩入浴の方法から紹介したいと思います。
塩をお風呂に入れると何の改善が期待できる?
1. 発汗作用
2. 保温効果
3. 血行促進
4. 保湿効果
5. 肌の代謝改善
6. 殺菌効果
7. デトックス効果
が挙げられます。
アトピー対策以外にも、こうした効果を狙って、「バスソルト」と言って塩が入浴剤として販売されています。
アトピーもこうした効果により、肌の症状の改善が期待できるとされています。
でも、殺菌効果はどうなんでしょうね?塩で殺菌できる菌とできない菌があって、アトピーの人に多い黄色ブドウ球菌は塩では殺菌できないです。紫外線だったら効果あり。
海水浴で改善するのは塩とともに紫外線の効果もあるとされているので、塩風呂だけではそこまで期待できないかも。
でも血行促進や、塩の浸透圧によるデトックス効果はアトピーにも良い影響を与えてくれるという実感があります。
アトピー対策に塩を入浴剤にして入る方法
基本的な入り方は、お風呂に塩を適量入れるだけ。
体を洗った後、塩の入った湯船に約15~20分位浸かります。
最後に冷水を浴びて、身体を拭いて、終わりです。
頻度は週2~3回ペースでOKです。
細くですが、あまりに長い時間お風呂に浸かっていると、皮膚がふやけてしまい、角質層の水分が増えた結果、はがれやすくなってしまいます。保湿因子も流れやすくなり、乾燥を招く結果になりますのでご注意を!
アトピーに良い塩の種類は?入浴に適しているのは?
こうした効果を得るためには、「天然の塩」を使う必要があるという意見をよく聞きます。
「天然塩」とは、ミネラル(マグネシウム・カルシウム・鉄・亜鉛・銅・モリブデン・セレン)といったミネラルをたっぷり含んだ、海水に近い成分の塩です。
いわゆる「食卓塩」「精製塩」はミネラル分が取り除かれて、塩化ナトリウム99%になっています。
これだと効果はない!という意見が多いです。
各種整体院や漢方薬局など、民間療法系で多い意見ですね。
これに対して、日本塩工業会のホームページ(http://www.sio.or.jp/)では、純粋な食卓塩が安全で、塩風呂に適しているという記載がありました。
と、塩の選び方にも意見がいろいろとあります。
理屈を言い出すときりがないのですが、私なりにまとめると、
・塩だけでもデトックス効果・温浴効果がある
⇒ 体液よりも濃度の濃い塩を含んだ湯船につかる事で、浸透圧の働きによって身体の水分となる汗が外へ押し出される作用
・ミネラルの中で、マグネシウムは発汗効果抜群、代謝が活発になる効果があるので入っていたほうがいい
⇒ マグネシウムは経皮吸収されやすく、便秘解消・抗ストレス・偏頭痛やイライラに効果がある。
大人のアトピーには
ある程度マグネシウムを中心にミネラル含有量もあって、気兼ねなく使える値段の塩がいいという結論に至りました。
私のおすすめ、& よく使っていたのは、
スーパーで売っているレベルの「あら塩」です。
塩化ナトリウム度の高いメキシコやオーストラリアの輸入天日塩を溶解したものに、日本のにがりや海水を足して作っています。にがりが足されていることでマグネシウムの比率が高くなります。
日本を含む先進国の市販塩の多くがこの方法で製造されているそうです。
●赤穂の天塩〈粗塩〉
輸入天日塩+粗製海水塩化マグネシウム(にがり)
●伯方の塩〈粗塩〉
天日海塩(93%メキシコまたはオーストラリア)+海水(7%日本)
●沖縄の塩・シママース
天日塩(89.3%メキシコまたはオーストラリア)+海水(10.7%沖縄)
●瀬戸のほんじお(あら塩)
この中では「瀬戸のほんじお」が輸入塩を使わず、日本の海水のみで作られています。
しかし、「イオン交換膜法」という方法で濃い海水を作り、それを真空式の密閉釜で水分を蒸発させて作る過程で、多くのミネラル分が失われバランスも変わってます。そこへにがりを加えてバランスを戻す方法を取っています。
純粋な国産で、海水のバランスを保っている塩もありますが、値段が高いんですよね。
●海の精・あらしお
●ぬちまーす
お風呂に入れるなら、
「赤穂の天塩」「瀬戸のほんじお」「伯方の塩」「沖縄の塩」
この辺りを使えばいいです。
この三つの中であれば、瀬戸のほんじおがマグネシウム量が多いのですが、正直、大差ないです。
アトピー入浴に適した塩の濃度は?
一般的な塩入浴の塩の量は、初めての方や慣れない方は、
浴槽に30~50gから入れてみるといいと思います。
そこから少しずつ量を増やして、快適に入れる濃度を見つけていきます。
様子を見ながら増やして下さい。
その程度でも十分に体は温まります。
実は、海水浴がアトピーに効くのであれば、海水と同じ濃度にすればいいのでは?と思って調べたことがあります。
海水の塩分濃度はおよそ3.5%です。
おおよそ1リットルの水に35グラムを溶かせばいい計算になります。
お風呂の浴槽の水の量は、家によってそれぞれ異なるはずなので確認が必要ですが、
平均的には150~200リットルぐらいと言われてますから(入浴剤の湯量より)
7000グラム、つまりお風呂1回に7キロの塩が必要になる計算です。
すごい量ですよね。正直これだけの量の塩を風呂に入れると言う話は聞いたことがありません。
ちょっと話を戻して、塩の浸透圧が効果に関係しているのであれば、人の体液より濃度があれば十分なのではと。
ヒト生体の塩分濃度は約0.9%(生理食塩水の濃度)
お湯1リットルに対して9グラムだから、
お湯:塩
150リットル:900グラム
200リットル:1.8キロ
300リットル:2.7キロ
これでもなかなかの量ですよ。
こんなに入れたら、先に風呂釜がさびちゃうんじゃないかな。
結論、私は180リットルの浴槽に100~200グラムくらい入れてました。
塩分が濃いほうが実感としてデトックス効果が高いように私は感じます。
ただ濃くすると傷に滲みる度合いも増しますので、各自で調整してみてください。
あと、この記事の続きで、塩を直接体に塗る入浴法も紹介していますので、お試しください。
アトピー改善に塩風呂は効果がある?それとも悪化する?
さて、塩風呂は効果があるという意見と、悪化して嫌になったという意見があります。
私は両方経験があるんです。
・赤くなっていた炎症が治まる
・湯上りの肌がしっとりする
・傷の治りが良くなる
といったメリットを感じられたこともあるのですが、
塩風呂を始めた当初は、まずお風呂に入った瞬間に
・傷に滲みる
その後にどんどん、
・赤みが増す
・入浴中にかゆみが増す
で、我慢ができずに、どうしても湯船で患部を掻きむしってしまい、かえって悪化したように思えました。
こんなことでは続かないよ!と思って中止した経験があります。
アトピーが塩で悪化した?と感じたら
塩風呂でアトピーが悪化すると感じるのは、
塩やお湯が滲みて痛いのが単純にストレスを感じているというのもあると思います。
あと、赤くぶつぶつができてしまう場合があり、悪化したと感じるようです。
ただ、余計に赤くなってくるのは、浸透圧のせいで、体内の汗や体液が、塩に導かれて外に出ようとしているからです。
もともと汗をかきにくい体質の人は、汗がうまく外へ出せず、逆に赤くなってしまうことがあり、悪化と捉えられる事があります。
うまく汗腺が働くようになるとそういうことはどんどん減っていきます。
アトピー患部に塩がしみる!それでもやる!
汗をかくのが苦手な人は、一時的に悪化するように感じる人もいると思いますが、それでも続けてみてください。
汗を上手にかけるようになると、だいぶ楽になります。
また、普段の生活の他の何かが原因で、アトピーが悪化するのと同じタイミングで塩入浴を開始してしまったという場合、原因は他なのに塩入浴のせいにしているケースもあります。
自分の生活を良く振り返りながら、しばらく続けてみたり、一時的に止めて生活コンディションが良い時に再度試すなど実験も必要です。
アトピーのかゆみを塩で抑えながら入浴する方法
さて、塩を直接体に塗る方法もお伝えしたいと思います。
上記のように、
・汗をかくのが苦手で、普通の塩入浴で悪化する人
あと、
・お風呂に入って体が温まるとかゆみがひどくて嫌になる人
にはお勧めの方法です。
ただし、荒治療になりますので覚悟してください。
塩分濃度の高いお湯を直接肌につける方法です。
アトピーの患部に直接塩を塗る
洗面器にお湯を入れ、そこへ塩をひとつかみ入れます。塩が飽和して溶けないくらいまで濃いめの塩水を作ります。
それをアトピーの症状が出ているところへ塗ります。
塩をそのまま擦り込むと、塩の粒で皮膚を傷つけるので、止めたほうがいいです。
痛いです。滲みます。
塩水をつけたところを軽くマッサージしながら凌いでください。(塩もみ)
しばらくすると、皮膚表面から汗が出てきて、ヌルヌルとしてきます。
ヌルヌルしてきたら、シャワーで流すか、そのまま湯船に入ってください。
お湯で塩が流れた時に、滲みるのから解放されて、ホッとします!(痛いけど)
体が温まってきて一番かゆい時期が、塩を塗って滲みる痛さでなくなってます!(痛いけど)
濃い塩は汗腺を開く効果もあるので、スムーズに汗と老廃物を出すことができます。(痛いけど)
塩分濃度が高ければ高いほど、飛び上がるほど痛いので、覚悟の上でやってみてください。
私の場合は、痛い≦かゆい で、痛みは我慢できるけどかゆみは我慢できない性分なので、続けられました。
感性は人によりけりですから、あまりにつらい人は無理なさらずに。
浸出液がひどい場合もやっていいですが、長風呂にならないように注意をしてください。
と、痛い痛いと言いましたけど、風呂上がりのかゆみのおさまり具合が良好なので、お勧めしたい方法です。
アトピー治療の半身浴にも塩を使うと効果的
半身浴をされている方も、この方法はお勧めです。
お風呂にも塩を入れておきます。
患部を塩水でマッサージしてから湯船に入り、温まります。
15~20分くらい温まったら、水をかぶってお風呂から出ます。
おわりに・まとめ
塩風呂はアトピーの改善に役立ちます。
ただし、汗腺が発達していない人にとっては悪化したように感じるかもしれません。
また、塩風呂だけでアトピーが治るわけではないです。あくまで皮膚の代謝や老廃物排出を促進し、傷や炎症の治りを促す対処療法ですので、体の内側からの改善は別途必要と考えましょう。
入浴中に体が痒くてたまらない人にもお勧めです。
浴槽の塩が入ったお湯は追い炊きしないように!浸かったらなるべく早く栓を抜いて浴槽をきれいにしてくださいね!